世界的に半導体不足が深刻化している中、新興国では急激な人口増加を背景に水ビジネスが成長しています。日頃から新聞やニュースに目を通している皆さんなら、「水不足」に関する記述を目にする機会が増えているのでは無いでしょうか。
つまり、水ビジネスが将来的に伸びることは明らかでしょう。
そこで、今回は水ビジネス関連銘柄を紹介させていただきます。
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水不足が深刻化する世界について
新興国の急激な経済成長や人口増加による水不足は21世紀問題の1つとも言われており、以前より将来的なリスク要因として考えられてきました。
現在、この状況に追い討ちをかけていることがあります。それは、世界中で半導体需要が活況であるということです。
コロナウイルス感染症拡大による在宅需要の増加によって、世界的に半導体が不足している状況がここ1年以上ずっと続いています。今や「半導体」は特定業種で利用されるものではなく、様々な製品に搭載されている重要な部品です。そのため、半導体は現在社会にとって欠かせないパーツと言えます。
その半導体の製造先候補が台湾です。
台湾の水不足は減産に直結する?
現在の台湾は深刻な干ばつ問題を抱えています。その理由は半導体の製造に大量の水が必要となるからです。
例えば、半導体の製造工程において、シリコンウエハーの清掃に大量の水が使われています。そのため、台湾で水不足が継続すると、各企業の製造工場が停止または減産に追い込まれる可能性もあります。
台湾では過去50年で最も深刻な干ばつが続いており、政府より給水制限が出るまでの緊急事態となっています。つまり、世界経済を正常に回すため、台湾の水不足問題を解決することは喫緊の課題と言えます。
そんな台湾が抱える水不足問題を解決する手段の1つとして、注目を集めている技術があります。それが「海水淡水化」技術という日本企業が得意なニッチ産業なのです。
海水淡水化ビジネスについて
海水淡水化の基礎知識
前述の通り、世界規模で水不足の問題が深刻さを増していますので、台湾でも水周りのインフラ整備は急務と言えるでしょう。
そんな台湾を救う技術として注目したいのが、海水淡水化です。海水淡水化は世界の水不足問題を解決する”切り札”とも言われています。
なぜなら、地球の水資源は約97.5%が海水で残り2.5%が淡水であるからです。そのため、大きな割合を占める海水を人間が飲める淡水にする技術が注目されています。
実は日本の海水淡水化技術は世界最高レベルです。このことから世界から日本の水ビジネスに注目が集まっています。
海水淡水化の関連銘柄 一覧表
今回は日本企業の例ですが、海水淡水化の関連銘柄は以下の通りです。
東レ(3402) | 海水を淡水化させるTRシリーズなどを新興国より受注 |
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東洋紡(3101) | 海水を淡水化させるROモジュールで実績多い |
栗田工業(6370) | 海水を淡水化させる水処理や薬品などで注目 |
日東電工(6988) | 海水を高効率で真水に変換できる高分子分離膜を提供 |
酉島製作所(6363) | 海水淡水化用の手がけている |
日立造船(7004) | 海水淡水化プラントの建設実績が豊富 |
野村マイクロサイエンス(6254) | 半導体製造における洗浄水を製造する装置を手がける |
現在、世界の水ビジネス市場は急速に成長をしています。2025年には水ビジネスの市場規模が100兆円を超えると予測されており、大きなビジネスチャンスとも言えるでしょう。
台湾のように、大規模干ばつが発生している地域では、急速なインフラ整備が必要です。その為、日本企業も続々とグローバル競争に参入していくことが予想されます。
- 上下水道の設備
- 海水の淡水化
- 工業用水の設備
- 水の再利用




おすすめの海水淡水化 銘柄3選!
栗田工業【6370】
栗田工業は水処理の装置・薬品を事業として手がけています。
海外売り上げ比率については、2020年度の売り上げを参考にしました。国内が61.1%、海外が38.9%という割合になっています。中でも海外売り上げのおよそ50%はアジア諸国で占められており、新興国へのビジネスも順当に浸透していると言えそうです。
(出典:栗田工業 個人投資家向け資料より)
同社は中期経営計画で売上営業利益の目標を15%に定めています。2022年期第1四半期決算の売上営業利益率は9.1%なので中期経営計画への達成率は今ひとつという評価です。
2022年決算期で新たな中期経営計画の策定も控えています。決算内容の確認に加えて、将来への見通しはチェックしておきたいですね。
(出典:株探 栗田工業 株価チャートより)
栗田工業は2020年期に株価を大きく下落させていますが、その後に急速な回復を見せています。直近も決算内容を受けて、一時的に下落しましたが急回復しています。
野村マイクロ・サイエンス【6254】
野村マイクロ・サイエンスは理想的な純水に限りなく近い”超純水”に特化したエンジニアリング事業を手がけています。超純水はこれまで重要であると述べている半導体のシリコンウエハーの製造・洗浄工程で利用されたり、医薬品の生産現場でも欠かせない存在になっています。
このことから超純水は長期的な視点で需要のある産業と言えそうです。
(出典:野村マイクロ・サイエンス 個人投資家WEBセミナー資料より)
同社が開示している資料に用途別の半導体市場規模が開示されています。これからは産業用機器や車載向け半導体、その他はPCなどの情報処理用途で半導体の市場規模拡大が予想されています。
台湾の半導体製造大手、TSMC(台湾積体電路製造)は情報処理や携帯電話に該当する半導体製造がメインとなっています。用途別で見ても中期的な成長が期待できますので、野村マイクロ・サイエンスの活躍も期待ができるではないでしょうか。
(出典:野村マイクロ・サイエンス 個人投資家WEBセミナー資料より)
野村マイクロ・サイエンスは2020年を皮切りに株価を一気に上昇させています。もし、あなたが2020年初期に同社の株を購入していれば、およそ5倍の資産になったはずです。直近は株価が急激に窓を開けて上昇していますので、一時的な窓埋めがあるかもしれません。
しかし、同社の事業内容は長期的な成長が期待できる産業になりますので、安心して保有できる花嫁銘柄とも言えるでしょう。
(出典:株探 野村マイクロ・サイエンス 株価チャートより)
東洋紡【3101】
東洋紡は水を綺麗にする水処理膜技術を手がけており、世界シェア上位を占めています。東洋紡の水処理膜は塩分濃度が高い中東地域の海に適している事から、周辺地域では5割程度のシェアを持っています。
また、同社はRO膜という水処理膜技術に革新を起こすべく、新技術「BC膜」の開発に成功しました。BC膜とは、RO膜を応用した新しい膜で、サウジアラビアからより多くの受注とシェア拡大を狙っています。
(引用:東洋紡 公式HPより)
東洋紡の株価は2019年より下落傾向にありますが、最近は1,280〜1,400円のレンジをヨコヨコしているチャートになっています。同社の株価を各指標で見ると、PER(株価収益倍率)9.9倍、PBRが0.67倍と1倍を下回っています。
PBRは1倍を下回ると割安水準であると言われています。RO膜事業で世界最大手級の東レ(3402)はPERが13倍、PBRが0.97倍になりますので、東洋紡は割安圏内であることがわかります。
今後の株式市場は業績相場になると言われていますので、東洋紡のように多角的な事業を展開している企業は決算の見通しが立てづらいと思います。もし、同社に魅力を感じているならレンジの下値付近または、着実に売上高が増えていると確認できる決算を見てから改めて、狙っていきたいです。
(出典:株探 東洋紡 株価チャートより)



まとめ
世界規模で水不足問題が起きることが予想されています。その理由は新興国の急激な人口増加や経済成長によるものと昨今の半導体需要による影響が大きくなっています。
とりわけ、影響を受けやすい台湾では半導体需要による水不足が顕著に現れています。2021年には過去50年で最も深刻な干ばつが起きており、課題解決が喫緊の課題となります。
そこで、注目したいのが海水淡水化技術です。
海水淡水化技術は日本が世界最高レベルのニッチ産業になります。このことから今回オススメする銘柄として、3社をピックアップしました。
- 栗田工業
- 野村マイクロ・サイエンス
- 東洋紡
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