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【2023年】箱根駅伝の関連銘柄と注目スポンサーについて

箱根駅伝2023年(2022年スポンサー)

皆さんは正月の風物詩「箱根駅伝」を見ていますか?最近はTVを見ないという方も増えていますが、箱根駅伝の平均視聴率は約30%と他番組を大きく上回っています。

そのため、企業や自治体にとって箱根駅伝は、多くの視聴者にPRできる機会と言えるでしょう。

例えば、駅伝選手に欠かせないシューズを提供するメーカーは、待望の新製品をランナー(駅伝選手)へ提供することで認知拡大を目指しています。

本記事では、箱根駅伝に出場する大学のスポンサー企業を紹介します。

箱根駅伝の歴史とは?

箱根駅伝

箱根駅伝は「正月の風物詩」とも言われますが、いつから始まったのでしょうか。

その答えは、1920年頃までにさかのぼります。

箱根駅伝は「マラソンの父」と呼ばれる金栗氏が五輪出場を経験したのち、後進の育成に尽力すべく、高地トレーニングを導入したことが起源とされています。

当時この呼びかけに応じたのが、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、筑波大学の4大学です。

それから時は経ち、箱根駅伝は1987年に初めて全国放送がなされ、正月の風物詩として知られるようになりました。

現在の箱根駅伝は『大学3大駅伝』と呼ばれ、出雲駅伝、全日本大学駅伝に並ぶ注目度の高い大会となっています。

箱根駅伝でスポンサーロゴがついに解禁!!

箱根駅伝は2021年から出場校のユニフォームに「スポンサーロゴが入れられる」ようになりました。

これは箱根駅伝が100年にわたる歴史を築いてきたなかで初めての試みです。

そのため、出場校のスポンサーロゴに注目が集まっています。



これまでは世界陸連の規定で禁じられていた

バンドッグ
バンドッグ
これまでロゴを入れることは禁止されていたのか?
バンビーノ
バンビーノ
そうだね。世界陸連の規定がロゴの掲出を禁じていたんだよ。

およそ100年もの間、ユニフォームにスポンサーロゴを掲出することは世界陸連(ワールド・アスレティックス)の規定に基づいて行われていませんでした。

これまでユニフォームへロゴの掲出が認められていたのは、所属大学(学校名)とユニフォームを製造したメーカーだけでした。

箱根駅伝(出典:PRTIMES 明治大学競争部 ユニフォームスポンサー契約を締結)

しかし、第97回箱根駅伝(2021年の駅伝大会)より満を持して規定変更がなされ、出場校のユニフォームに民間企業・自治体などのスポンサーロゴが掲出できるようになりました。

現在、スポンサーロゴの掲出条件は「40平方センチメートルかつ高さ5センチメートル以内」、またシャツとパンツに1箇所ずつ同じスポンサー名を入れることができます。

上記画像は一例ですが、明治大学は食料品メーカーのサトウ食品(証券コード:2923)がスポンサー企業となっています。そのため、ユニフォームの右胸には「サトウのごはん」がスポンサーロゴとして掲出されています。

そのほか、青山学院大学では「妙高市」、東洋大学は伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」、法政大学は「八王子きぬた歯科」など、各大学でスポンサーの傾向はさまざまです。

各校のスポンサーをチェック

続いて、2022年の出場校を参考に各校のスポンサーを確認していきましょう。

箱根駅伝出場校のユニフォームメーカーとスポンサーは以下の通りです。

大学名メーカースポンサー
青山学院大学アディダス新潟県妙高市
東海大学ナイキinゼリー(森永製菓)
國學院大学スボルメASAGAMI(アサガミ)
帝京大学アシックスフランスベッド
東京国際大学ミズノ
明治大学アディダスサトウのごはん(サトウ食品)
早稲田大学アシックス
駒澤大学ナイキ日能研
創価大学ミズノ創友会(創価大学OB会)
東洋大学ナイキ健康ミネラルむぎ茶(伊藤園)東京都渋谷区
順天堂大学デサント千葉県印西市
中央大学ナイキRegain(第一三共)
城西大学ニューバランス新田ゼラチン 大阪市浪速区
神奈川大学ミズノ
国士館大学ミズノSUZUKI(スズキ)
日本体育大学アシックス
山梨学院大学アシックス山梨中央銀行 山梨県甲府市
法政大学ミズノ八王子きぬた歯科
神奈川大学ミズノ日総工産
専修大学アシックスアマタケ



スポーツメーカーは数社がほぼ独占していますが、スポンサーにばらつきがあります。

ちなみに企業・自治体が駅伝大会のスポンサーになるメリットは何なのでしょうか?

そのメリットは大きく3つあると言われています。

  1. 企業・自治体のイメージ向上
  2. 未来への種まき(ユーザー獲得)
  3. 高い宣伝効果を得ることができる
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箱根駅伝の関連企業(銘柄分析)

駅伝-株式投資

続いては、箱根駅伝の関連企業をみていきましょう。

今回、箱根駅伝の関連銘柄となるのは10社になります。関連銘柄の特徴としては、スポンサー企業が目立ちます

日本企業以外には、ナイキ(ティッカー:$NKE)、アディダス(ティッカー:$ADS)が候補に挙がってきます。

ちなみに、アメリカの大手企業であるナイキ($NKE)は、箱根駅伝に出場する選手のシューズ着用率が80%を超えていると言われています。

最近は、日本企業のミズノ(8022)がカーボンファイバー搭載の厚底シューズをはじめとする革新的な製品開発がおこなわれていますが、依然としてナイキ社のシューズは人気です。

そうした結果、ミズノ社やアシックス社などのシェアは低下しています。これからの開発競争、選手の着用率は目が離せないですね。

サッポロホールディングス【2501】

サッポロホールディングス(証券コード:2501)は国内ビール市場シェア4位の大手飲料メーカーです。

代表的な商品には「サッポロビール」や「ヱビスビール」など数多くの商品が名を連ねており、アメリカでは1986年以来、アジア系ビールの販売量首位を34年連続で維持しています。

サッポロホールディングスの事業は大きく分けて3つ存在します。

  1. 酒類事業
  2. 食品飲料事業
  3. 不動産事業

最近は①酒類事業の「濃いめのレモンサワー」の大ヒットしたことが業績に寄与していますが、業務用飲料や外食店舗向けの売り上げで苦戦を強いられています。

2023年も業績動向は抜かりなくチェックしていきましょう。

(出典:サッポロビール 箱根駅伝応援サイトより抜粋)

サッポロホールディングスは、箱根駅伝のメインスポンサーを36年間連続で務めています。

次回開催の第99回大会(2023年)では、メインスポンサー37年目連続という新記録を塗り替える予定です。

メインスポンサーとして大会期間中には、
①選手への給水飲料の提供
②チャリティーグッズの販売
③限定記念ビール販売 などをおこなっています。

もし、箱根駅伝を現地で応援される方がいらっしゃれば、限定ラベルの記念ビールを購入されてみると良いかもしれませんね。

PER49.5倍
PBR1.5倍
EBITDA10.1倍
自己資本比率27.3%
実績ROE7.90%
実質ROA2.04%
ROIC3.43%
配当性向26.5%

サトウ食品【2923】

(出典:サトウ食品 公式HPより抜粋)

サトウ食品(証券コード:2923)は「サトウのごはん」や切り餅が有名な食料品メーカーです。

2022年度の決算においては、巣ごもり需要をうまく獲得することに成功したことで、過去最高の当期純利益を達成しています。

最近は新商品開発も積極的に行っており、お餅に乳酸菌を加えた健康食品のPRに注力しています。

こうした動きの背景には、私たち消費者の「健康志向の高まり」が影響していそうですね。

今回、サトウ食品(2923)を選んだ理由は、予選1位で通過している明治大学のスポンサーだからです。

第98回大会(2022年)の予選会では、明治大学が予選1位で通過しています。

なんと…2位の中央大学と4分差もつけていますから、本戦でも十分に活躍が期待されます。

当然、箱根駅伝本選の優勝校には注目が集まりますから、出場校のスポンサーはチェックしておきたいですね。

PER13.7倍
PBR1.5倍
EBITDA7.6倍
自己資本比率45.3%
実績ROE12.37%
実質ROA5.69%
ROIC6.20%
配当性向13.0%

ミズノ【8022】

ミズノ(証券コード:8022)は水泳・野球・ゴルフ関連のスポーツ製品に強みを持つ、数多くのスポーツに精通しているメーカー企業です。

箱根駅伝においてミズノ社は、①ユニフォームの制作、②シューズの開発・提供を行っています。

つまり、選手の活躍には欠かせない役割を担っていると言えるでしょう。

ミズノ-WAVE REBELLION

(出典:PRTIMES サブ3達成に向けた最新機能搭載のスピードシューズ ランニングシューズ「WAVE REBELLION」発売)

しかしながら、大会出場校の選手が着用しているシューズは約80%が、ナイキ社の製品となっている現状があります。

ミズノはそんな状況下に風穴を開けるべく、スピードランナーに向けの新作ランニングシューズウエーブリベリオン(WAVE REBELLION)の発売を開始しました。

本製品は従来のソール素材と比較して柔らかさが約22%、反発性が約35%も向上しているため、ランナーからの満足度も高そうです。

しかし、選手が着用するシューズは機能性だけで決まるわけではありません。

そのため、3~5年後に市場シェアが変化していくのかをTV越しで注目しましょう。

PER9.4倍
PBR0.56倍
EBITDA4.4倍
自己資本比率67.3%
実績ROE7,15%
実質ROA4.77%
ROIC5.50%
配当性向19.9%

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(3)「条件追加」から希望条件を選択

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バンビーノ
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企業HPに記載されている株主還元方針を確認しておきましょう。

あなたのスクリーニング次第では、継続的な配当(インカムゲイン)だけでなく、値上がり(キャピタルゲイン)まで期待できる「お宝銘柄」と出会えるかも知れません。

まとめ

本記事では箱根駅伝の歴史とスポンサーについて書かせていただきました。

お正月の風物詩となっている「箱根駅伝」ですが、過去には世界陸連の規定からスポンサーロゴの掲出が出来ない時期があるなどの歴史があります。

これが2021年大会より改定されたことでスポンサー企業・自治体に注目が高まっています。関連銘柄として考えられる企業は以下画像の通りです。

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