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【専業初】住信SBIネット銀行が新規上場(IPO)事業内容と将来性について

住信SBIネット銀行-NEOBANK

東京証券取引所は2月15日、インターネット専門銀行「住信SBIネット銀行」の新規上場を承認しました。上場日は2022年3月24日を予定しており、銀行業における「ネット専門銀行」のIPO(新規株式公開)は長い歴史の中でも初となります。

また、ネット銀行の時価総額は世界的にも高くなるようです。例えば、韓国のカカオバンクはPBR(株価純資産倍率)3.8倍、ブラジルのヌーバンクは8.8倍など住信SBIはこれから後追いできるか注目です。

本記事では新規上場が確定した”住信SBIネット銀行株式会社”の事業内容と将来性について書かせていただきます。ぜひ、最後までご覧ください。

本記事の内容

・住信SBIネット銀行の基本情報
・住信SBIネット銀行の事業内容
・事業課題と経営リスク

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 住信SBIネット銀行の基本情報

まずは住信SBIネット銀行の特徴についてみていきましょう。

企業概要

会社名住信SBIネット銀行株式会社(証券コード:7163)
事業内容デジタルバンク及びBaaS
所在位置東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー18階
設立日2007年
資本金310億円
代表取締役円山 法昭

住信SBIネット銀行株式会社(7163)は三井住友信託銀行(三井住友トラスト・ホールディングス)とSBIホールディングスが50%ずつの共同出資で誕生した背景をもつ、インターネット専門銀行です。

住信SBIネット銀行は従来の銀行業とは異なり、フィンテック事業にも積極的です。最近は顧客向けに独自の金融サービスを手掛ける航空会社や小売業へ取引インフラの提供を拡大しています。

経営理念は3つの核に注目

住信SBIネット銀行の経営理念は大きく分けて3つの核に分けられます。

1つ目は誠実性・信頼される企業を目指すこと、2つ目は金融業を通じて新しい価値を創造すること、そして3つ目は金融取引システム提供による事業基盤の確立です。

全役職員が正しい倫理的価値観を持ち、
信任と誠実を旨に行動することにより、
日々徳性を磨き、広く社会から信頼される企業を目指す。

金融業における近未来領域の開拓と、
革新的な事業モデルの追求に日々努め、
お客さま、株主、職員、社会の発展に貢献する新しい価値を創造する。

最先端のIT(情報技術)を駆使した
金融取引システムを安定的に提供することにより、
お客さまとの強固な信頼関係を築き、揺るぎない事業基盤を確立する。

(引用元:住信SBIネット銀行 公式HPより抜粋)

ブランド名はNEO BANK®︎

NEOBANK®︎-住信SBIネット銀行(出典:住信SBIネット銀行 ブランド名「NEOBANK®︎」)

住信SBIネット銀行は「NEOBANK®︎」をブランド名として採用しています。

本ブランド名には「銀行をインストールする。世界をアップデートする。」というビジョンが掲げられており、銀行機能をあらゆる業種に浸透させることを表しています。

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デジタルバンクとBaaS(銀行機能)

続いては住信SBIネット銀行の事業内容も見ていきましょう。

事業内容は大きく分けて以下の2つです。

  1. デジタルバンク事業
  2. BaaS(Bank as a Service)

デジタルバンク事業について

1つ目の事業は「デジタルバンク」です。こちらは2007年の創業以降、モバイルアプリを用いて個人・法人にデジタル銀行のサービス展開を拡充してきました。2021年11月には預金口座数が500万口座を突破するなど、外部の評価機関から高い評価を得ています。

そのほかのデジタルバンクには楽天銀行が挙げられますが、21年12月にネット銀行の預金残高首位の座を楽天銀行に明け渡しています

バンドッグ
バンドッグ
楽天はサービス改悪ばかり注目されているが、背景には業界トップまで登り詰めたこともあるかも知れないな。

デジタルバンクで出来ることは?

neobank(出典:住信SBIネット銀行 目論見書より抜粋)

住信SBIネット銀行のデジタルバンクで利用可能なサービスは上図の通りです。銀行として日本円預金が出来ることはもちろんですが、住宅ローンもネットで完結させることが可能です。

また同社の住宅ローンはAI審査サービスを導入しています。その結果、低金利・コスト優位性が実現できるため、今後はさらなるシェア拡大と収益性アップを狙っていくようです。

バンビーノ
バンビーノ
現時点の市場シェアは3.5%ですがデジタルバンク市場では堂々の首位を誇ります。楽天銀行との首位争いは激化しそうですね。



BaaS事業について

NeoBank(出典:住信SBIネット銀行 目論見書より抜粋)

2020年よりサービス提供が開始されたBaaS(Bank as a Service)事業とは、金融機関が保有する預金、貸出、決済などの金融機能を、金融業以外に提供するサービスのことを指しています。

住信SBIネット銀行では顧客の課題解決の為、API(ソフトウェアに外部とやりとりする窓口を作り、外部アプリと連携ができる状態にすること)によるFinTechを提供しています。

導入事例としては日本航空(9201)やカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、ヤマダホールディングス(9831)、オープンハウス(3288)と戦略的パートナーシップを締結し、サービス提供を開始しています。現在は親会社であるSBI証券と連携して、「SBI証券NEOBANK(イルカ支店)」の新規リリースに加え、高島屋(8233)や第一生命ホールディングス(8750)との間で「NEOBANK®︎」の提供協議に関する合意済みです。

これだけ大手企業が顧客として利用拡大していることから、今後も提携先の拡大により、より多くの個人に同社のサービスは普及していくものと思われます。

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BaaS提供のメリットとは?

また、BaaS展開は同社にとってどんなメリットがあるのか見ておきましょう。

住信SBIネット銀行(7163)はBaaS提供を他業種に展開することで、口座数に応じた「アカウント手数料」によるリカーリング収益を獲得します。

つまり、強固な顧客基盤を有する提携先(先ほど紹介した企業など)を拡大することで、同社は継続的な収益拡大を図ることができ、安定した収益基盤を築くことが可能となるわけです。

バンビーノ
バンビーノ
銀行の由来はイタリア語で「ひじ掛け椅子」で座っているだけでお金が儲かるという意味のようです。
バンドッグ
バンドッグ
提携先が増えれば増えるほど…儲かる仕組みだな。

BaaS事業の成長余地について

2022年年初時点で、BaaS事業を通じて獲得した口座数は累計約13万5,000口座、今期のアカウント手数料及びトランザクション手数料の実績は合計2億1,430万円となる見込みです。

期初時点では累計約2万6,000口座、手数料実績は1,870万円でしたので大きく拡大していることがわかります。

なお、2021年12月時点で算出した月次解約率は0.41%、口座当たりの収益は552円 (月額)です。提携先の拡大に事業がしっかり伸びていますので、これからも継続的な成長余地があると考えられます。

・口座数:26,000 → 135,000(+5.2倍)

・手数料実績:1,870 → 21,430(+11.5倍)

同社が抱える事業課題と経営リスク

住信SBIネット銀行が提供する事業内容などを理解した上で、次は事業課題や経営リスクについても触れておきます。

革新的なビジネスモデルの構築

(出典:住信SBIネット銀行 目論見書より抜粋)

読者のみなさんもご存知かと思いますが、日本ではマイナス金利政策が長期化しています。その為、従来の銀行は預金貸出等の利鞘による収益確保が難航しており、他事業に舵を切っているという現状があります。

住信SBIネット銀行は、先ほどご紹介したBaaS事業など革新的なビジネスの収益確立を目指し、非金利収益の積み上げによる利益成長が課題となっています。

本業であるデジタルバンクの利用者拡大やローン製品の提供などの拡大だけでなく、将来的にはFinTech企業としてのビッグデータやAI活用による収益拡大に期待したいですね。

バンドッグ
バンドッグ
デジタルバンクの正社員はシステム系の従業員比率が非常に高い特徴があるぞ。同社も正社員のおよそ5割がシステムやテクノロジー系で構成されているようだ。

サイバー攻撃リスクについて

住信SBIネット銀行はインターネット線業銀行である為、サイバー攻撃を受けた際は顧客・提携先・グループ会社へ被害が拡大することが想定されます。

同社はIT統括部にCSIRTグループを設置して、WAFやIPS、Firewall等を設置して24時間365日ネットワーク監視を行なっています。しかしながら、昨今のサイバー犯罪は高度化しているので、これだけ対策してもサイバー攻撃を受ける可能性がないとは言い切れません。

その点は投資などを検討する際も気をつける必要はありそうですね。



【最新】ナンバーレスデビットカード

NeoBank®︎(出典:住信SBIネット銀行 お知らせより抜粋)

住信SBIネット銀行は2022年3月下旬よりデビットカード券面を全面的にリニューアルし、ナンバーレスの新デザインに刷新することを発表しています。

最近はカード券面からデビットカード番号、有効期限、口座番号等などの表記がないナンバーレスのデザインが各社で採用が進んでいます。表記しない背景には、リアル店舗でのお買物の際にカード情報を盗み見されるようなセキュリティーリスクを抑える動きが金融業全体の流行になっていることが挙げられます。

また、デビットカードでは日本初採用となる金属質感のあるプラチナデビットが採用されています。ナンバーレスカードへのデザイン刷新が進んでいますが、メタル製のカードは数少ないので話題を呼びそうな1枚と言えるのではないでしょうか。

サービス名称変更 ミライノデビット → デビットカード

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総括

いかがでしたでしょうか。

本記事ではインターネット専業銀行で初の上場企業となる”住信SBIネット銀行”の事業内容や経営リスクなどについて書かせていただきました。

同社が手掛けるBaaS事業の伸び率はすごく魅力的でした。これからの提携先など利便性を求める顧客が集まることでいずれは事業の柱となってくれることでしょう。経営リスクでも述べた通り、非金利収益の獲得はこれからの金融業を盛り上げる要素になりますのでネット専業初の上場企業として成長を期待したいです。

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