資産運用

新NISAで買いたい高配当株投資 | 注目したい3つのポイントとは?

株式投資は安く買って高く売ることを目的とした値上げ益と、企業からもらえる配当金や株主優待などの2種類があります。

最近は新NISAに備えて、値上がり益よりも配当金や株主優待目的で投資を始める人が多いようです。

しかし、配当金目的の投資では、思わぬ落とし穴が存在するため、デメリットも十分に理解したうえで投資することが大切です。

本記事では高配当株が人気の理由と選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

高配当株が人気化する理由

配当金とは、株主に分配される利益還元の現金配当を示しています。

株主は持ち株数に応じて、利益還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っています。

投資家は株式を持っていれば、企業から自動的にお金が振り込まれてきます。

当然、配当金は多いほど良いですが、まずは配当金が支払われる仕組みを理解する必要があります。

配当金は会社の利益次第で決定

企業の配当額は、会社の利益次第で配当金の有無・増減が決定します。

一般的な日本国内では、年1回または年2回支払う会社が多い傾向にあります。

一方、米国企業では四半期ごと(年4回)に配当金が支払われるため、日本企業でも四半期ごとの配当政策を掲げる企業が増加傾向です。

高配当株は株価に対して配当利回りが高い企業

高配当株は、配当金が多いより株価に対して配当利回りが高い企業を指します。

配当利回りは「年間の配当金÷現在株価×100」で計算できます。

例えば、東日本電信電話(NTT)の年間配当金120円で株価4,000円なら配当利回りは3.0%になります。

日本企業への株式投資で得られる平均的な配当利回りは2.0~3.0%であるため、配当利回りが4.0%以上あれば高配当銘柄と言えるでしょう。

現在、定期預金の金利は0.001%程度と言われますので、約4000倍の利回りが得られる魅力的な投資先と考えられます。

新NISAなら配当金を非課税で受け取ることができる

2024年からスタートする「新NISA」では、従来のような投資期間の制限がありません。

これにより投資家は長期間にわたり、企業から配当金を非課税で受け取ることができます。

配当金は株価の値上がり、値下がりのような大きな変動は起きにくいため、投資家にとっては安定した収益源のひとつと言えるでしょう。

また、コロナショックのような世界的なパンデミックが発生した場合でも、配当金による収入があれば、動揺も少なくすることができます。

高配当株を選ぶ際のポイント

続いて、高配当株投資で企業を選ぶ際のポイントを紹介します。

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安定した事業・利益をあげているか

1つ目は、安定した事業または利益をあげていることです。

配当金とは、企業が事業活動を通じて稼いだ利益の一部を還元するものです。そのため、毎年安定した利益を出していることが投資の絶対条件になります。

コロナ禍においては、旅行・ホテル・外食などの産業が一時的に大きくダメージを受けていますが、それらの要因を除いて年ごとに大きく利益がでたり、赤字がでる企業は配当目的の投資には向いていません。

近年、プライム市場に上場する企業ではPBR(株価純資産倍率)1.0倍以下に対する施策や株主還元方針の強化を公表する企業が増えています。

しかし、なかには具体的な施策をまだ発表していない企業も残っていますので、これらを狙うのもひとつの選択肢です。

配当利回りを選ぶ基準にしない

2つ目は、配当利回りを選ぶ基準にしないことです。

投資初心者が配当株投資で陥りがちなのが、配当利回りが高い企業に集中投資してしまうことです。

前述のとおり、配当利回りは「年間の配当金÷現在株価×100」で計算できます。

つまり、現在株価が低い状態であれば、自然と配当利回りは高くなります。

株価が低い状態である理由は様々ですが、企業の内部要因と周辺環境などの外部要因に分けられます。

例えば、内部要因は不正会計や業績不振など企業内で起きている問題、外部要因は同業他社の不振や世界情勢を揺るがすような出来事などが挙げられます。

いずれもネガティブ要素があることから株価が低い状態であることが想定されますので、今後の業績見通しなどをきちんと確認する必要があるでしょう。

長期間で利回りが期待できるか確認する

3つ目は、長期で利回りが期待できるか確認することです。

配当株投資における優良企業は、株価が比較的ゆるやかに動くケースが多いです。そのため、長期間保有することで利益を出せそうか見極めましょう。

ひとつの指標としては「配当性向」を確認しておくことをおすすめします。

配当性向とは、企業が事業活動で稼いだ利益から株主へどれくらい配当金を支払っているかを示す指標です。

配当性向が高いほど株主へ利益の多くを還元していることになりますので、あまりにも配当性向が高すぎる場合は企業が無理をしている可能性があります。

最悪の場合は配当金が無配・減配となることもありますので、長期間での運用利回りが期待できるか確認しておきましょう。

配当株投資はおすすめしないと言われる理由とは?

Google検索で「高配当投資」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」や「おすすめしない」といったワードが並んでいます。

それは一体なぜでしょうか?代表的な例をいくつか紹介させていただきます。

理由①減配によるリスクが大きい

配当株投資における最大のリスクは、減配リスクがあることではないでしょうか。

事業活動で稼いだ利益から配当金は支払われますので、必ずしも配当利回りが維持されるわけではありません。

むしろ、業績不振が続くことで配当金が予定より減ることや無くなる可能性もあります。

そのため、業績が伸び悩んでいるにも関わらず、配当金を増やしている企業には注意する必要があるでしょう。

理由②配当金だけで生活するのは難しい

配当金を目的とした投資はいわば不労所得の第一歩といえますが、実際のところ配当金だけで生活するには大きな元手が必要です。

例えば、毎月10万円の配当金を得るためには数千万円の元手が必要であり、これから投資を始めようと考えている初心者にとっては、果てしない道のりに感じるでしょう。

そのためには本業の稼ぎを増やす必要がありますし、手取りを増やすために税金対策したりなど工夫が必要です。

理由③配当金には税金がかかる

一般口座または特定口座で配当金を受け取る場合、20.315%の税金が源泉徴収されます。

しかも毎回課税されますので、配当金の再投資を志すにしても資金効率は自然と悪くなります。

来年からは新NISAが始まり、非課税で資産運用できる幅がさらに大きくなるため、積極的にNISA口座を活用していきましょう。

【まとめ】配当株投資は事業活動による利益が増えそうか注目することが大切

本記事では、配当株投資が人気の理由と選ぶ際のポイントを3つ紹介しました。

配当金は不労所得な側面はありますが、運用方法次第では毎回課税されて、資産運用の効率が悪くなってしまいます。

解決する手段として、来年から開始される「新NISA」は非課税で資産運用することができるため、積極的に活用しましょう。

また巷では高配当株をおすすめしない記事がありますが、株価下落の局面でも安定した収益を生み出してくれる果実であるため、長い時間をかけて成長させることが大切です。

ぜひ、あなただけの特別な果実を育てていきましょう。

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大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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