米国株

【米国株】ジロー・グループの事業内容と今後の将来性を考察する

Zillow Group(ジロー・グループ)

ジロー・グループ(ティッカー:Z)はアメリカ最大級の不動産仲介業者です。

ローン審査から不動産売買までをオンライン上で完結させることができ、圧倒的な不動産の掲載数を誇ります。

日本国内の不動産業界は、オンライン化されていない業界として有名ですが、アメリカの不動産仲介業ではオンライン売買が普及しています。

例えば、2021年の不動産売買実績のうち50%以上がオンライン上で完結しており、今後もオンライン不動産売買が増加すると予想されています。

そこで今回は、ネット上でローン審査から不動産売買を完結させることができる不動産の関連企業(ジロー・グループ)を紹介します。

【冒頭】本記事のまとめ

・米国最大の不動産プラットフォーム
・堅実なビジネスモデルを構築している
・iBuyerへの事業展開にも注目が集まる

 

ジロー・グループはアメリカ最大のオンライン不動産プラットフォーマー

ジロー・グループ(ティッカー:Z)は、不動産売買やローン審査をインターネット上で完結するプラットフォーム『Zillow』を運営しています。

今後はアメリカを筆頭にオンライン取引が主流になっていくという見方もあるため、オンライン上で不動産仲介を行っているジロー・グループは、長期保有を前提とした投資銘柄の候補になります。

ジロー・グループ
会社名ジロー・グループ(Z)
事業内容オンライン不動産仲介
所在地ワシントン州シアトル
設立日1946年
代表取締役リッチ・バートン

ジローグループ(ティッカー:Z)はMicrosoft在職中に旅行検索サイト『エクスペディア』の起業に携わったメンバーが創業しました。

本社はアメリカのワシントン州シアトルに構え、2011年にはNASDAQ(ナスダック)市場へ上場を果たしています。

現在がアメリカでもっとも物件掲載数の多い不動産仲介サイトへ成長し、住宅ローンや融資といった金融事業までをワンストップで提供しています。

まさにオンライン不動産のプラットフォーマーですね。

堅実なビジネスモデルを構築している

ジロー・グループは膨大な住宅情報をまとめ、不動産取引から金融事業までをワンストップで提供しています。

そのため、彼らの収益源は1つではありません。

「仲介手数料・貸付金利・広告料」など堅実なビジネスモデルを構築しています。

例えば、不動産取引・仲介においては売買手数料(フィー)が収益として入りますが、ジロー・グループは不動産サイドからも広告料を得ています。

また、不動産は「一生に一度の買い物」と言われる大きな決断です。

アメリカ人でもそれだけの買い物をキャッシュ一括で購入できる人はそう多くありません。

こうして顧客(購入者)は住宅ローンを組むので、ジロー・グループは金融事業を通じて、貸付金利を得ることができます。

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圧倒的な掲載物件数で参入障壁を築いている

アメリカの住宅不動産は件数にして、約1億3,000万件あると言われていますが、ジロー・グループはこのうち約85%の不動産物件をプラットフォーム上で掲載しています。

この圧倒的な掲載物件数の多さこそ、ジロー・グループの強みです。

アメリカは非常に大きな国土を保有しているため、これらの掲載物件数を後発企業が追い抜くことは並大抵ではありません。

つまり、ジロー・グループは圧倒的な掲載物件数で大きな参入障壁を築いています。

また、アメリカで不動産物件を探している人の約60%がジロー・グループの不動産サービス(WEBサイト)を利用すると言われています。

こうした利用率の高さからも、圧倒的なシェアであることが伺えますね。



市場環境とジロー・グループの業績推移

続いては市場環境とジロー・グループの業績を見ていきましょう。

世界の不動産市場はまだ伸びしろがある

株式会社グローバルインフォメーション(証券コード:4171)が発売している「不動産の世界市場:業界予測(2020年~2027年)」によれば、世界の不動産市場は約2.9%のCAGR(年平均成長率)で成長する見通しです。

最近は不動産業界もオンライン化が進んだため、日本から海外への不動産投資も活発に行われています。これらの動きは日本国内に限った話ではありません。

世界全体で国を超えた「クロスボーダー取引」が増加傾向にあります。

(出典:JLL 世界の商業用不動産投資額2021年

過去5年で57%以上の成長を実現!

ジロー・グループ(出典:マネックス証券 銘柄スカウター米国版より)

次はジロー・グループが開示している過去5年間の業績推移です。

売上高は約57.3%のCAGRを実現しています。

近年は新型コロナウイルス感染症の影響もあって、クロスボーダー取引が盛んにおこなわれています。

そのため、ビジネスチャンスは世界中に転がっていると考えられるでしょう。

仮にご自身が投資家目線で見た場合、知らない国で不動産物件を探す際に重視する点は、“圧倒的な情報量”(不動産物件の掲載数)ではないでしょうか。

つまり、世界的なクロスボーダー取引の増加は、不動産の掲載物件数に強みがあるジロー・グループにとって追い風となる可能性があります。

▽2017年12月期~2021年12月期の業績▽

決算期売上高営業益経常益最終益修正1株益
2017.121,076-161-184-94-0.51
2018.121,333-128-150-119-0.61
2019.122,742-247-309-305-1.48
2020.123,339-41-169-162-0.72
2021.128,147-327-526-527-2.11

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どんな企業が競合になるのか?

ジロー・グループの主な競合他社には、「Realtor.com®(リアクター)」が候補先にあがります。

しかし、リアクターとジロー・グループの間には大きな差が開いています。

例えば、ジロー・グループのWEBサイトとリアクターのアクセス数には、およそ3倍程度の差があります。

もし、ジロー・グループの優位性を打ち破ることができる企業があるとすれば、それはリアクター社になるでしょう。

ただし、これら各社は自社の強みを生かすことで不動産業界を構築しているため、ジロー・グループが業界首位の座を脅かされる心配はいらないかもしれません。

ジロー・グループの指標一覧

最後にジロー・グループの指標一覧を確認してみましょう。

PER-倍
PBR1.5倍
EBITDA-倍
自己資本比率49.9%
実績ROE▲10.9%
実質ROA▲7.2%
ROIC▲3.8%
配当性向-%

ジロー・グループは赤字覚悟の積極的な投資で総資産を大きく伸ばしています。

特に最近はプラットフォームを通じて展開する「iBuyer」(仲介業者や代理店を介さず、売り手から直接住宅を買い取るサービス)に事業の軸を移しています。

iBuyerはAIアルゴリズムで不動産の価格を査定し、不動産の売り手から不動産会社が直接買い取るビジネスとなっています。

ジロー・グループはアメリカ全土の1億近いの不動産物件情報を保有していますから、多くのユーザーを抱えているアドバンテージがあります。

そのため、今後アメリカのiBuyer市場はジロー・グループが圧倒的な顧客基盤を生かして掌握できるか注目が集まっています。

まとめ

本記事はアメリカ全土で圧倒的な不動産情報量をもつ、ジロー・グループを紹介しました。

アメリカの不動産売買のうち、約60%がジロー・グループのサービスを利用して言われており、現在は不動産の掲載数、不動産プラットフォームとして確固たる事業基盤を構築しています。

また最近はAIのアルゴリズムを使い不動産の価格を査定し、不動産の売り手から不動産会社または不動産ポータルサイトが直接買い取るビジネス「iBuyer」に事業の軸を移しています。

この記事のまとめ(再掲載)

・米国最大の不動産プラットフォーム
・堅実なビジネスモデルを構築している
・iBuyerへの事業展開にも注目が集まる

これまで築きあげた顧客基盤・不動産情報でシナジー効果を出せるか注目ですね。

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