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「優待利回り+配当利回り」が5%以上の株主優待銘柄7社紹介

【冒頭】本記事のまとめ

・総合利回り5%以上をチョイス
・株価下落で掘り出し銘柄が増えている
・ベストバイ優待株のムック本を参考

こんにちは!株主優待に興味がある、バンビーノです。

今回は話題のムック本『プロと優待投資家が選んだ!優待株ベストバイ270』を読了したので、個人的に気になった総合利回り5%以上の銘柄を7つ紹介します。

株主優待制度は食事券や割引券のほか、人気のクオカード、自社商品の詰め合わせなどさまざまな優待内容がそろっています。

2022年10月時点で株主優待を実施している企業は1,467社にのぼり、上場企業のおよそ3分の1が優待制度を導入しています。

株主優待を導入している企業に投資すれば、値上がりによるキャピタルゲインはもちろん、配当金と株主優待のインカムゲインを受け取ることが可能です。

日本株への投資に興味がある方、割安な日本株を探している方はぜひ最後までご覧ください。

【2023年】株主優待と配当金を合わせた総合利回り4%以上の優待銘柄 こんにちは!割安水準な優待銘柄に興味がある、バンビーノです。 今回は話題のムック本『プロと優待投資家が選んだ!優待株ベストバイ27...

タマホーム(証券コード:1419)

TamaHome(タマホーム)(出典:タマホーム 公式サイトより一部抜粋)

タマホーム(証券コード:1419)は低価格帯の注文住宅を手がけるハウスメーカーです。キャッチコピー“Happy Life Happy Home TAMA HOME”は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

タマホームは持ち前の営業力を活かした事業の横展開で高い成長を実現しています。

近年は住宅展示会の来場者にクオカード1万円を配るなど、順調に新規顧客の開拓ができているように思われます。

保有株式数

保有3年未満

保有3年以上

100株以上

500円分

1,000円分

優待内容ですが、100株以上で500円分の特製クオカードが年2回もらえます。また、3年以上継続保有すると500円から1,000円分に優待内容がグレードアップするので、長期保有を前提に購入を検討したい銘柄です。

ちなみに、タマホームのクオカードは毎回プレミアがつく人気の株主優待となっています。権利確定日は5月・11月と年2回あるため、優待獲得のチャンスを逃しにくい特徴があります。

取得に必要な金額は23万円程度!

タマホームのクオカード(株主優待)
株価2,274円配当利回り5.72%
PER7.9倍PBR2.29倍
自己資本比率29.4%配当性向44.2%

タマホームの株価は10月21日時点2,274円なので、100株ならおよそ23万円で優待がもらえます。

最近はクオカードやカタログギフトの株主優待を廃止する企業が相次いでいるため、タマホームも優待改悪の可能性があります。

ただし、タマホームは配当金が非常に手厚いことで有名です。

東証プライムの平均配当利回りは2.44%(2022年9月時点)ですが、タマホームの配当利回りは約5.7%で高配当銘柄の1社です。

つまり、クオカードの株主優待が廃止されるリスクはありますが、それを除いても魅力のある企業といえるでしょう。

100株保有の場合、優待利回り(0.43%)と配当利回り(5.7%)を合わせた総合利回りは6.13%になります。

ティーガイア(証券コード:3738)

ティーガイア(出典:ティーガイア 公式サイト 中期経営計画より一部抜粋)

ティーガイア(証券コード:3738)は住友商事の子会社である携帯ショップ運営の国内最大手企業です。アクセサリー販売や代理店業を主軸に光回線、セキュリティー商材の横展開もおこなっています。

2017年にはSCSKからクオカード社を譲り受けたため、人気の株主優待「クオカード」はティーガイアが決済サービス事業として運営しています。

半年~3年未満3年以上
100株以上
300株未満
1,000円分2,000円分
300株以上3,000円分

優待内容ですが、100株以上を半年以上保有することで1,000円分のクオカードが年2回もらえます。

3年以上継続保有すると1,000円から2,000円分に優待内容がグレードアップするので、長期保有を前提に購入を検討したい銘柄です。

ちなみに、ティーガイアの株主優待は権利確定日が3月・9月と年2回あるため、優待獲得のチャンスを逃しにくい特徴があります。

取得に必要な金額は17万円程度!

QUO CARD(クオカード)ティーガイアの株主優待(出典:ティーガイア 公式サイトより一部抜粋)
株価1,657円配当利回り4.53%
PER9.2倍PBR1.31倍
自己資本比率29.2%配当性向39.5%

ティーガイアの株価は10月21日時点1,657円なので、100株ならおよそ17万円で優待がもらえます。

最近はクオカードやカタログギフトの株主優待を廃止する企業が相次いでいますが、ティーガイアはクオカード運営企業として廃止リスクは低いと考えます。

また、ティーガイアは連結配当性向40%を掲げており、配当利回りは約4.5%と高配当銘柄の1社です。

クオカードの株主優待が廃止される改悪リスクはありますが、それを除いても魅力のある企業といえるでしょう。

100株保有の場合、優待利回り(1.2%)と配当利回り(4.53%)を合わせた総合利回りは5.73%になります。

ナック(証券コード:9788)

(出典:ナック 公式サイトより一部抜粋)

ナック(証券コード:9788)は飲料水「クリクラ」の全国宅配、ダスキン製品の代理店を行う住宅関連サービス会社です。ダスキン代理店のなかでは、国内最大手で製品のレンタル貸出も行っています。

新型コロナウイルス感染症の影響から売上高の低迷が続いていますが、当期純利益ベースでは20年以降右肩上がりです。

しかし、売上高が低迷している点はどうしても懸念材料となるため、現状を打破する施策が求められるでしょう。

気になる優待内容ですが、100株以上保有で「Coyori」美容液オイル白-花-(20ml)と高保湿温泉化粧水しっとり(100ml)が年1回もらえます。

取得に必要な金額は9万円程度!

「Coyori」美容液オイル白-花-(20ml)と高保湿温泉化粧水しっとり(100ml)(出典:ナック 公式サイトより一部抜粋)
株価913円配当利回り4.16%
PER10.2倍PBR0.97倍
自己資本比率55.5%配当性向49.9%

ナックの株価は10月21日時点913円なので、100株ならおよそ9万円で優待がもらえます。

株主優待の美容液オイル白-花-(20ml)は通常価格4,986円(税込)、高保湿温泉化粧水しっとり(100ml)は通常価格3,457円(税込)と8,400円相当の優待内容は嬉しいですね。

100株保有の場合、優待利回り(9.2%)と配当利回り(4.16%)を合わせた総合利回りは驚異の13.36%になります。

「企業分析ツールは何がいいのだろう?」という方は、『銘柄スカウター』が使えるマネックス証券がおすすめです。

マネックス証券

エクセディ(証券コード:7278)

株式会社エクセディ(出典:エクセディ 公式サイトより一部抜粋)

エクセディ(証券コード:7278)は変速装置をはじめとする部品の製造・販売を行う自動車部品メーカーです。

日本国内の全自動車メーカー、海外の主要自動車メーカーへ製品を供給しており、まさに現代の自動車製造に欠かせない企業といえるでしょう。

近年はEV(電気自動車)用部品、ドローン用部品の製造・販売も開始し、次世代技術に対しても余念がありません。

優待内容ですが、100株以上保有で3,000円相当のウェブカタログギフトが年1回もらえます。

カタログギフトはグルメから日用品まで幅広いジャンルを自由に選択することができるため、非常に人気の株主優待です。

取得に必要な金額は17万円程度!

株価1,719円配当利回り5.24%
PER7.3倍PBR0.35倍
自己資本比率66.6%配当性向33.8%

エクセディの株価は10月21日時点1,719円なので、100株ならおよそ17万円で優待がもらえます。ただし、権利獲得には1年以上の継続保有が必要となります。

権利確定日は9月末なので、来年までに保有しておきたいですね。執筆時点の配当利回りは5.24%と高配当です。

そのため、カタログギフトが廃止されても継続保有することができるでしょう。

100株保有の場合、優待利回り(1.74%)と配当利回り(5.24%)を合わせた総合利回りは6.98%になります。

【2023年】株主優待と配当金を合わせた総合利回り4%以上の優待銘柄 こんにちは!割安水準な優待銘柄に興味がある、バンビーノです。 今回は話題のムック本『プロと優待投資家が選んだ!優待株ベストバイ27...

アイナボホールディングス(証券コード:7539)

(出典:アイナボホールディングス 公式サイトより一部抜粋)

アイナボホールディングス(証券コード:7539)は建築材や住宅設備(タイル、キッチン)等の住宅資材を販売する卸売企業です。

強みは資材販売だけにとどまらず、工事施工まで1社で手がけることができる点があげられます。

優待内容ですが、100株保有でクオカード1,000円分が年1回もらえます。また、権利獲得にともなう継続保有条件はありません。

非常にシンプルでわかりやすいですね。

取得に必要な金額は9万円程度!

QUO CARD(クオカード)ティーガイアの株主優待
株価888円配当利回り4.05%
PER6.5倍PBR0.45倍
自己資本比率60.1%配当性向31.8%

アイナボホールディングスの株価は10月21日時点で888円なので、100株ならおよそ9万円で優待がもらえます。

権利確定日は9月末なので、来年の権利獲得にむけて監視銘柄入りさせておくとよいでしょう。

100株保有の場合、優待利回り(1.0%)と配当利回り(4.04%)を合わせた総合利回りは5.04%になります。

バンビーノ
バンビーノ
公式サイトがSSL化(Googleが必須としている暗号化)されていないのは残念です。

アステナホールディングス(証券コード:8095)

アステナホールディングス(証券コード:8095)はジェネリック医薬品向けの医薬品原料を医薬品メーカーに供給している企業です。

優待内容ですが、自社グループの化粧品もしくは本社の奥能登の特産品から3,000円相当がもらえます。ただし、権利獲得には1年以上の継続保有が必要になりますので、注意が必要です。

取得に必要な金額は4万円程度!

株価411円配当利回り4.38%
PER14.9倍PBR0.60倍
自己資本比率42.5%配当性向38.4%

アステナホールディングスの株価は10月21日時点で411円なので、100株ならおよそ4万円で優待がもらえます。

権利確定日は11月末なので、来年の権利獲得にむけて購入するか検討しましょう。

100株保有の場合、優待利回り(7.29%)と配当利回り(4.38%)を合わせた総合利回りは11.68%になります。

「企業分析ツールは何がいいのだろう?」という方は、『銘柄スカウター』が使えるマネックス証券がおすすめです。

マネックス証券

トーセイ(証券コード:8923)

トーセイ(出典:トーセイ 公式サイトより一部抜粋)

トーセイ(証券コード:8923)は東京都区部を中心に多角的な不動産サービスをてがける企業です。同社の強みは多角的なポートフォリオ経営により、不動産売買に収益依存しない安定性でしょう。

2014年には主要取引先であるトーセイ・リート投資法人(3451)が東証へ上場を果たしており、近年はクラウドファンディングを活用した不動産の証券化ビジネスに注力しています。

優待内容ですが、宿泊割引券3,000円分がもらえます。また、継続保有でクオカードが追加される優遇制度があるため、長期保有を前提に購入を検討したい銘柄です。

取得に必要な金額は14万程度!

QUO CARD(クオカード)ティーガイアの株主優待
株価1,337円配当利回り3.52%
PER8.0倍PBR0.89倍
自己資本比率33.8%配当性向26.7%

トーセイの株価は10月21日時点で1,337円なので、100株ならおよそ14万円で優待がもらえます。

権利確定日は11月末なので、権利獲得にむけて購入するか検討しましょう。

100株保有の場合、優待利回り(2.24%)と配当利回り(3.52%)を合わせた総合利回りは5.76%になります。

まとめ

【冒頭】本記事のまとめ

・総合利回り5%以上をチョイス
・株価下落で掘り出し銘柄が増えている
・ベストバイ優待株のムック本を参考

世界情勢が慌ただしく動く中、日本は異次元の金融緩和を維持し続けています。その結果として、現在はドル高円安が32年ぶりの水準となるほど深刻な状態です。

しかしながら、企業価値の本質は大きく変わるものではありません。相場の基本原則は、本質的な価値に寄っていくものと言われていますので、割安水準になっている銘柄は積極的に監視していきましょう。

◆今回参考にしたムック本はこちら◆

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バンビーノ
大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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