資産運用

【資産運用】ウイスキー投資が人気の理由と3つの投資方法

株式投資や為替取引のような投資商品として、近年は「ウイスキー」が注目を集めています。

なかでも、日本のウイスキーは世界的な評判も良く、希少価値の高さから価格高騰した事例もみられます。

今回は資産運用の選択肢をより豊かにすることを目的に、ウイスキー投資の特長を紹介します。

ウイスキー投資とは?

ウイスキー投資は酒屋やECサイト、オークションなどで「ウイスキー」そのものを売買する現物取引です。

とくに終売品(もう新規販売されない商品)や熟成期間の長いウイスキーは、高い価値がつくことから高値で取引されることもあります。

重要なポイントは、希少性のあるボトルを長期保有し、価格が高騰したタイミングで売却することです。

ウイスキーの買値と売値の差額が大きくなるほど、利益(キャピタルゲイン)が期待できます。

ウイスキー投資が人気な理由

続いて、ウイスキー投資が人気な理由をみていきましょう。

ウイスキーは個人でも取り扱いやすい投資商品

ウイスキー投資は、気軽に個人転売できることから人気が高まっています。

そもそも、ウイスキーは完成までに長い年月が必要であるため、すぐに供給量を増やすことができません。

そのため、終売品や限定品などの入手困難なウイスキーは、需給バランスから価格上昇を続けています。

また、ワインのように繊細な管理を必要とせず、一般的な保存要件を満たせば、大きく品質が劣化しない点も個人が取り扱いやすい魅力といえます。

つまり、ウイスキー投資は「時間」を味方にできる投資商品といえるでしょう。

ジャパニーズ・ウイスキーの価格が高騰

最近、ジャパニーズ・ウイスキー(日本で生産されるウイスキーのこと)が世界から注目されています。

その理由は、ジャパニーズ・ウイスキーが世界的に権威のある品評会やコンテストで高い評価を受けていることが挙げられます。

とくに熟成年数が長いウイスキーはその希少性から世界のコレクターに注目され、価格が高騰しています。

今後も世界人口は右肩上がりで増加する見込みであるため、相対的にウイスキーの需要は高まる可能性が高いでしょう。

歴史的な円安が追い風

2022年は1ドル115円台から150円台と歴史的な円安が連日報道されました。

これにより、自動車業界をはじめとする輸出業界は大きく利益を伸ばしています。円安は海外の人にとって、日本製の商品を安く買う「チャンス」です。

そのため、飲料メーカー各社はジャパニーズ・ウイスキーの輸出先拡大に動いており、歴史的な円安が追い風となっています。

健康志向の高まりからハイボールが人気

近年は在宅時間が増えたことで健康を意識した食事をする人が増えています。

そのなかで、糖質のないハイボールは健康志向の女性や若年層から好まれています。

2023年以降も健康を意識したトレンドが継続すると予想されますので、ウイスキーは大衆からコレクターまで幅広い層に親しまれる商品と言えます。



ウイスキーへ投資する3つの方法

ウイスキー投資を個人が行なう場合、どのような方法があるのでしょうか。

これは大きく3つの方法があります。

  • 個別銘柄(ボトル)へ投資する
  • ウイスキーファンドへ投資する
  • 樽(カスク)へ投資する

個別銘柄(ボトル)へ投資する

1つ目の投資方法は、これまで述べてきたウイスキーボトル(個別銘柄)に投資する「ボトル投資」です。

ウイスキーボトルは、酒屋やECサイト、オークションなどで手に入れることができます。

ただし、ある程度の目利きが必要になるため、初心者は手を出しにくいという側面もあります。

熟成期間の長さ、終売品や限定品などを優先して取り扱うと良いでしょう。

バンビーノ
バンビーノ
投資に失敗したらボトルを開けて飲み明かそう。

ウイスキーファンドへ投資する

2つ目の投資方法は、ウイスキーに詳しくない方向けの「ファンド投資」です。

株式投資には投資信託という投資商品がありますが、ウイスキーの世界にもファンドが存在します。

例えば、2015年にイギリスで設立された「ウィスキー・インベスト・ダイレクト」というウイスキーファンドへ投資すれば、間接的にウイスキー投資が始められます。

また、過去の実質利回りに基づく、実質利回りは約8%と高い運用成果を残しており、ウイスキーに詳しくない方でも安心して運用できるでしょう。

ウイスキーファンドの購入方法

ウイスキーファンドは一般的な証券会社から購入することができません。投資するには、専用口座を開設する必要があります。

前述の「ウイスキー・インベスト・ダイレクト」を購入する場合、公式HPから口座開設が必要です。

現在、公式HPは日本語対応していませんが、問合せでは日本語のサポートを受けることもできます。

もし、ウイスキーファンドの購入を検討しているなら、この機会に公式HPから口座開設しましょう。

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ウイスキー樽(カスク)へ投資する

3つ目の投資方法は、ウイスキー樽に投資する「カスク投資」です。

カスク投資は1樽あたりの相場が約50万円~5,000万円超と幅広い価格帯が用意されています。

しかし、ボトル投資と比較して高めの費用がかかるため、資金的に余裕がある向けの投資方法といえるでしょう。

お酒好きな方やウイスキー業界を盛り上げたい方にとって、ウイスキー投資は利回り以上の魅力があります。

そのため、ご自身の許容リスクにあわせた資産運用をするようにしましょう。

まとめ

本記事は、資産運用の選択肢をより豊かにすることを目的に、ウイスキー投資を紹介しました。

ウイスキーは「時間」を味方にできる投資商品ですが、目利きが必要となることから初心者が手を出しづらい特長があります。

そのため、初心者はウイスキーファンド、カスク投資からご自身にあったものを選び、ウイスキー投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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バンビーノ
大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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