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【2022年版】なぜ円安・ドル高が止まらないのだろうか

為替市場は円安が急速に進んでおり、1997年以来の大相場となっています。

円安が加速すると輸出を行う外需企業が為替差益を出すことが見込まれますので、海外の売上比率が大きい企業に注目が集まります。

本記事は円安が進むであろう3つと海外の売上高比率が高い企業を纏めました。

本記事の内容

・円安相場の現状
・円安進行の背景とは?
・円安メリットを受ける企業たち

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ドル高円安が止まらない理由とは?

まずは円安の変動をチャートで見ていきましょう。

1998年以来の円安水準となっている

ドル/円相場 為替チャート(2022年7月4日時点)

有名な投資サイト「Trading View」を切り抜きした「ドル/円の為替チャート」です。

本記事執筆時点での為替は1ドル135円を付けており、連日経済ニュースの話題に挙がっています。(2022年9月時点では1ドル145円まで進行中)

円安がなぜ話題を呼ぶのかというと、ドル/円の為替がここまで大きく動くのは実に24年ぶりの出来事だからです。

これまで日本の円は「有事の円買い」と言われるほど対外純資産保有国として強みを持っていました。

しかし、2022年以来は一転して円安ドル高(ユーロ高も含む)となっています。

例えば、未曾有のウイルス蔓延となった2020年には「有事の円買い」が進み、ドル/円相場は一時105ドルまで円高ドル安となったのですが、それから2年後の現在は大きく円安傾向にあります。

それでは、なぜ円安は進んでいるのでしょうか。

世界経済に影響を及ぼしかねない戦争や災害などの有事、○○ショックなどと呼ばれるような経済危機が起こった場合、株などのリスク資産に投資されていたマネーがリスクを回避するために現金化されることで、米ドルや円が上昇する事象を指します。

これまで有事の円買いは「日本が世界最大の対外純資産国である」ことが背景であると解説されてきました。日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産から負債を差し引いた対外純資産残高は、2020年末時点で356兆9,700億円であり、30年連続で世界第1位の座をキープし続けています。

有事の際は、この対外資産(外国にある資産)を現金化して日本に戻す動きが出るだろうという思惑が円買いにつながるというのが通説でした。

(引用元:マネクリ 「有事の円買いとは?なぜ今回は円高とならなかったのか?」)

円安ドル高が止まらない3つの理由とは?

円安ドル高が急速に進行する背景は大きく3つの要因があると言われています。

【重要】円安が進行する理由

①米国は金融引締(QT)が進む中、日本は金融緩和(QE)維持
②資源価格の高騰により貿易赤字が深刻化
③そもそも円を買う理由がない

理由1:日本だけが金融緩和を維持

円安ドル高が急速に進んだ理由の1つ目は、アメリカ市場は金融引締め(QT)が進む中、日本は依然として金融緩和(QE)を維持する姿勢を見せていることです。

これは米国だけでなくヨーロッパやアジア諸国と比較しても異例の金融政策であり、この逆行した金融政策が「ドル高/円安」に繋がっていると言われています。

現在のアメリカはFRB(米国連邦準備制度理事会)が2020年3月から続けてきたゼロ金利政策を解除し、長く続いた量的緩和策(QE)に終わりを告げています。

今後は利上げ(金融引締め)への強い姿勢を見せており、2022年には7回の利上げを見込んでいます。

また、今回アメリカで利上げ(金融引締め)が強く行われる背景には「強固なインフレ」が理由に挙げられます。

日本に住んでいるとインフレーションを体感する経験は少ないですが、アメリカ単体で見ると2021年から1年間で8%近いインフレを達成しています。

現時点でおよそ40年ぶりの強い経済成長を遂げている状態です。



一方、日本の物価は心配するほど上がっていないとして、黒田日銀総裁は「大規模緩和は経済にプラスなので、粘り強く続けて目標を達成することが重要」と主張しています。

お金の大原則は金利の低いところより高いところで運用することにあるため、今は円を保有するよりも、ドルを持った方が金利収入をたくさん得られます。

そうした背景があって、ドル高/円安の動きが強くなっています。

理由2:資源価格の高騰で貿易赤字が深刻

円安が進行する理由の2つ目は、ロシア・ウクライナ戦争の影響を受けて重宝される資源や原材料の価格が高騰し、日本が貿易赤字になっていることが挙げられるでしょう。

これまで「有事の円買い」が寄与してきた背景には、コンスタントな貿易黒字が大きな要因となっていたと言われています。

しかしながら、今回のロシア・ウクライナ戦争では全くと言っていいほど、円資産が買われなかったため、通貨の需給バランスが悪化しています。

また、日本が貿易赤字になってしまった理由は様々な要因がありますが、やはり原油や原材料(コモディティ)価格が高騰していることにあるでしょう。

例えば、日本国内で多く消費される小麦は約9割を輸入に頼っており、小麦の先物価格は年初来で40%も上昇しています。

そのため、こうした物価高の影響を受けて貿易赤字となっています。

バンビーノ
バンビーノ
これから日本円が海外から買われないとどうなるの?
バンドッグ
バンドッグ
中期的に見れば更なる円安となる可能性があるぞ、バブル時代の1ドル360円の再来もあるかも知れないな。
円高メリットで好影響を受ける上場企業の銘柄について 突然ですが、皆さんは経済ニュースをよく読まれますか? 子供の頃、両親がよく新聞を読んでいたけど自分はあまり詳しく見ていない...

理由3:そもそも円を買う理由がない

円安が進行する理由の3つ目は、円を買う理由がないというのが挙げられます。

理由の1つ目で述べた通り、日本は諸外国と比較して異例の金融政策を行う姿勢を見せています。

それらが理由となって、海外からは「円を買う」動きが見られず円安に歯止めがかからない状況が続いています。

まさに需給バランスを見ても円高要素が全くない状態です。

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円安メリットが期待される企業(銘柄)

続いては外需企業(円安メリットのある企業)を紹介します。

海外の売上比率ランキング上位企業

今回は海外の売上比率が非常に高い企業を配当利回り順に並び変えしてみました。

すべて執筆時点で上場中の企業(銘柄)になりますが、業績に関する下調べは加味しておりません。

もしかしたら、この中にお宝銘柄が潜んでいるかもしれませんね。

投資は自己責任でお願いします。

証券コード企業名海外売上比率配当利回り
6815ユニデン90.00%5.65%
5334日本特殊陶業83.00%4.96%
7272ヤマハ発動機90.00%4.30%
7718スター精密81.00%3.97%
6789ローランドDG89.00%3.87%
7296エフ・シー・シー84.00%3.77%
7944ローランド84.00%3.73%
7313テイ・エステック83.00%3.73%
6877OBARA81.00%3.64%
6440JUKI84.00%3.58%
7717ブイ・テクノロジー87.00%3.53%
6592マブチモーター91.00%3.51%
7751キヤノン81.00%3.41%
6262ペガサスミシン製造90.00%3.31%
7267ホンダ84.00%3.16%
6817スミダコーポ81.00%3.16%
7731ニコン85.00%3.08%
6284日精ASB機械84.00%3.08%
6134富士機械製造88.00%3.06%
6448ブラザー工業80.00%2.81%
7214GMB90.00%2.70%
6432竹内製作所95.00%2.60%
6146ディスコ83.00%2.13%
6315TOWA82.00%2.01%
4626太陽HD87.00%1.97%
7212エフテック83.00%1.83%
9130共栄タンカー100.00%1.80%
6586マキタ83.00%1.71%
6770アルプス電気81.00%1.71%
6961エンプラス82.00%1.67%
6727ワコム83.00%1.59%
6762TDK91.00%1.56%
6981村田製作所95.00%1.50%
6794フォスター電機94.00%1.41%
6976太陽誘電82.00%1.41%
6479ミネビア83.00%1.35%
6857アドバンテスト89.00%1.23%
6962大真空80.00%1.11%
1963日揮83.00%0.96%
7309シマノ88.00%0.83%
6967新光電気工業84.00%0.79%
6594日本電産82.00%0.67%
6323ローツェ87.00%0.59%
6222島精機製作所84.00%0.54%
6920レーザーテック84.00%0.41%
6269三井海洋開発100.00%0.00%
6416桂川電機89.00%0.00%
6330東洋エンジニア84.00%0.00%
6740Jディスプレイ83.00%0.00%
6217津田駒工業81.00%0.00%
7201日産自動車80.00%0.00%

海外投資家からみた日本株は割安?

現在、海外投資家は非常にお買い得な価格水準で日本株を購入することができます。

最近は東証グロース市場を海外投資家が2週連続で買い越しするなど安くみられており、為替に応じた値動きとして株価反発は期待できるでしょう。

総括

本記事は円安メリットを受けることができそうな外需企業を参考に紹介させていただきました。

それよりも円安が深刻化していることは注意が必要ですね。

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バンビーノ
大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。