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【最新】SONYが目指す「VISION-S」とEV開発の現状とは?

バンビーノ
バンビーノ
こんにちは、バンビーノです。

ソニーグループ<6758>が本田技研工業とEV(電気自動車)の共同開発を行う「戦略提携」に合意したと発表がありました。

ソニーグループはWALKMAN(ウォークマン)やPlayStation(プレイステーション)といった代表作が有名ですが、最近は自動車業界への参入を表明しています。

毎年1月に米ラスベガスで開催されるCESにおいて、ソニーグループは『VISION-S』というコンセプトカーを発表しました。今回の報道でソニーのEV参入はより現実味を帯びてきましたので、現状を纏めていきたいと思います。

ソニーグループの基本情報

まずはソニーグループの特徴から見ていきましょう。

ソニーグループの企業概要

会社名ソニーグループ株式会社(証券コード:6758)
事業内容多角的な事業を展開
所在位置東京都港区港南1-7-1
設立日1946年
資本金8802億円
代表取締役吉田 憲一郎

ソニーグループ株式会社は1946年に東京通信工業設立から日本経済を支えてきた、まさに日本を代表する企業です。あまり知られていない所でいえば、1970年に日本初のニューヨーク証券取引所上場を果たした実績があります。

2000年以前はオーディオやテレビなどの電化製品が売上を牽引していましたが、最近は金融事業やゲーム事業が成長したことで連結売上高は9兆円を超えています。

ゲーム事業が大きく成長した理由は?

PlayStation Plus(出典:SONY 公式製品情報より抜粋)

ソニーグループ(以下、ソニー)はゲーム事業がここ数年で大きく成長しています。理由は従来までのハードウェア製品(PlayStationやVR製品など)に加えて、定額制ネットワークサービス「PlayStation Plus」や「PlayStation Now」が登場した事ではないでしょうか。

同業の任天堂<7974>もNintendo Switchシリーズにおいて、「Nintendo Switch Online」という定額制ネットワークサービスを導入しています。最近は世界中でユーザーが拡大したことで『eスポーツ』が誕生し、これからはむしろ定額制ネットワークは必要不可欠と言えるでしょう。

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VISION-Sの野望について

続いては本題のソニーグループのEV参入について考えていきましょう。

CESで発表された『VISION-S』

VISION-S(出典:ソニー公式 VISION-S特設サイトより抜粋)

少し遡ること2019年、ソニーは米ラスベガスで開催されたCESでCEOの吉田氏は「これまでの10年、業界を最も変えたのがモバイルだった。そしてこれからの10年を変えていくのはモビリティだ」と語り、EV参入表明と共に『VISION-S』のコンセプトカーを発表しています。

なお、上図のコンセプトカーは『VISION-S 02』という22年1月に発表されたSUV型のEVになります。19年にはセダン型のEV『VISION-S 01』も発表していますので、気になる方は こちらのリンクで確認されてはいかがでしょうか。

バンドッグ
バンドッグ
この頃の『VISION-S』はカナダのOEMメーカーが製造しており、株式市場でも大きな話題を呼んだよな。
バンビーノ
バンビーノ
ホンダと提携して自社製造に舵を切るとは思わなかったよ。関連銘柄のマグナ・インターナショナルが大幅マイナスに…(MGA)

ソニーが目指す電気自動車とは?

ソニーは2022年春にソニーモビリティという事業会社を設立し、EV(電気自動車)を自社販売する姿勢をCESで発表しています。現段階でモビリティ会社でもないソニーがモデルを複数発表している理由について、部門長へのインタビュー記事で以下のように明かされています。

ソニーグループのEV参入は本気である意思表示とも取れるでしょう。

「02を作ったのは、同じプラットフォームで複数のEVを作れる、というコンセプトを検証し、具現化するため。こうやって自動車のバリエーションを増やしていけます」

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VISION-Sはリカーリング収益?

(出典:ソニー公式 VISION-S特設サイトより抜粋)

ソニーが提供予定の『VISION-S』は既存の自動車メーカーと一線を画するのが、そのビジネスモデルです。CES開催時の記者インタビューでCEOの吉田氏は「リカーリングビジネスになる」と話したと言われており、ソニーグループを牽引する継続課金ビジネスとなりそうです。

リカーリングビジネスとは…

リカーリングは繰り返される、循環することを目的に継続して取引をおこない、安定した利益を得ることができるビジネスモデルです。

最近話題を呼んでいるサブスクリプションとの違いは、電気・水道のような利用量に応じて料金を払い続けるシステムか(リカーリング)、定額で料金を継続的に払い続けるか(サブスクリプション)といった形で棲み分けされています。

バンビーノ
バンビーノ
確かトヨタもリカーリング収益を目的としたサービスやってるよね?あれはどうなの??😳
バンドッグ
バンドッグ
「KINTO」のことだな。トヨタも量産型EVは当面「KINTO」のみで取り扱う方針であることを表明しているから利用者は増えるかも知れないな。
  • リカーリング:利用量に応じて料金を払い続けるシステム
  • サブスクリプション:定額で料金を払い続けるか

VISION-Sが成す差別化要素

これまでVISION-Sの内容やビジネスモデルについて書かせていただきましたが、中には他者とどう違うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

現在、VISION-Sとして発表されている車は「未完成」です。これは筆者の推測の域になりますが、完成車のリリースにはセンシング技術の進化が重要だと考えています。

これまでのVISION-Sは3つのテーマを掲げて開発してきました。1つ目は自動車の安心・安全な走行を支援するセンシング技術です。続いて2つ目はソフトウエアをベースに機能をアップグレードしていく自動車づくりです。最後に3つ目は自動車という移動空間のエンターテインメントを変えていくエンタメ性です。

  • 安全走行を支援するセンシング技術
  • ソフトウェアベースの車づくり
  • 移動空間のエンターテイメント

本田技研工業との戦略提携について

ソニーグループが掲げる『VISION-S』および自動車業界への参入をより現実的にする”戦略提携”が話題を呼んでいます。

それはソニーグループ×本田技研工業(以下、ホンダ)という日本企業タッグです。これまでソニーグループの『VISION-S』は製造面で何を抱える現状を打破すべく、世界的OEMメーカーのマグナ・インターナショナル(正確にはマグナ・シュタイナー)がコンセプトカーの製造を担ってきました。

しかし、ここにきて日本企業のホンダと戦略提携を結ぶことを合意したと発表されており、本格的なEV参入がより現実味を帯びてきたと考えています。

ホンダのEV開発歴史は長い?

日本社のEVといえば他製品のリリースを公表した、トヨタ自動車や『Leaf』などのEVを手掛ける日産自動車が先行しているイメージが強いですが、ホンダは1980年代からEVの開発に取り組んでいます。

1997年に専用設計された本格EV「Honda EV PLUS」を発表。2012年には、日本と米国で「FIT EV」の販売しました。(現在は2製品ともに販売終了となっています)

ホンダに求めるのは「量産化」

ソニーは2019年のCESで『VISION-S』の発表から約2年間試行錯誤してきたものの、量産化という壁にぶつかったそうです。従来は車製造など行なっていなかったのですから、当然ですがビッグトレンドに乗り遅れるわけにはいかないと、若手社員のプロジェクトをきっかけに話が急展開したようです。

つまり、ソニーがホンダに求めるのは「量産化技術」であることが分かります。その一方、ホンダもソニーのソフトウェア開発技術を取り入れることができるなど双方にメリットのある戦略提携なのではないでしょうか。

【結論】製造支援してくれる企業を模索中

VISION-S01(出典:ソニー公式 VISION-S特設サイトより抜粋)

これまでソニーが新事業会社を立ち上げるモビリティーに注目してきましたが、マグナ・インターナショナルとの契約解消も発表がありませんし、ホンダとの提携初期モデルは2025年の発表を予定しています。

つまり、およそ3年間は製造元の見直しを行う猶予期間と捉えることもできるのではないでしょうか。従来の発表車種は全てマグナ社(MGA)で製造されてきましたが、来年以降に発表される『VISION-S』シリーズはホンダとの提携結果によるものになるかも知れません。

しかし、戦略提携はこれまで失敗に終わるケースも多くあったため、今回の戦略提携が必ずしも上手くいくわけではないと感じました。むしろ、実績のある企業に戻るという選択肢も残されていることから、今後の動きには注意を払いながら2030年構想に向けて頑張る姿を応援できたらと思います。

総括

いかがでしたでしょうか。

本記事はWALKMAN(ウォークマン)やPlayStation(プレイステーション)といった製品を手掛けるソニーグループに関する自動車参入のニュースに関して考察してみました。

株式市場は過敏に反応しているように思いますが、先を見据えた良い戦略だと思います。しかしながら、初期モデルが2025年発売と他社に遅れをとる形になりそうなのが少し心配です。

市況は日々変化しますが、モビリティのEV化というビッグトレンドは変更ないかと思いますので、ソニーモビリティーの現状インタビューなど記事を細かく読むことでトレンドの変化を察知できたらと思います。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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