資産運用

【調査結果】東南アジアのスタートアップ市場について

東南アジアのスタートアップ
バンビーノ
バンビーノ
皆さん、こんにちはバンビーノ(@ChiL707)です。

2020年に世界中でコロナウイルス感染症が拡大した事によって、大規模な金融緩和が政策として行われることになりました。

投資家の皆さんも大きな恩恵を受けたのではないでしょうか。
実際、2020年から2021年にかけて米国株式市場、日本株式市場ともに大きく上昇しました。それに対して、東南アジア市場はまだまだ回復し切っていないと言われています。

そこで今回は『東南アジアのスタートアップ市場』についてまとめました。

※以下、レポートを参考に作成しています。
東南アジアのイグジット状況報告2.0

結論から申し上げると、東南アジアのスタートアップ市場は急速な回復を見せています。また、いくつかの理由により直近3年間で大きな動きが出てくることが期待されています。

それでは、なぜそう考えるのか一緒に見ていきましょう。

東南アジア市場のスタートアップについて

調達金額の変化

昨今、東南アジアではスタートアップへの関心が高まっているようです。

2020年はコロナウイルス感染症に伴う世界的大流行にもかかわらず、東南アジア全域のスタートアップは合計82億ドル(9,000億円)を調達しています。(出典:Cento Ventures / Tech In Asia)。

日本のスタートアップは合計6,800億円を調達しています。
東南アジア全域との比較ですが、日本より東南アジアの方が調達額が大きいことがわかります。

注目すべき点は大きく分けて2点になります。

  1. 資金の約50%がGrab(配車アプリ)Go-Jek(アプリ開発)Traveloka(電子商取引)などのユニコーン企業へ集中していました。
  2. 5,000万~1億ドル(1億1,000万円)規模の取引が増加しています。(2019年比較で26%の取引額上昇)なお、2021年は東南アジアのベンチャーキャピタル業界にとって史上最高の好スタートをきっています。

・東南アジアのスタートアップは投資先が集中している。
・日本と比較すると、すでに投資額が大きく上回っている。

SPAC上場の台頭

すでにご存知の方も多いかと思いますが「SPAC上場」がブームを迎えています。

SPAC上場とは…

SPAC(スパック)とは日本語で特別買収目的会社と呼びます。
SPACは、それ自体が特定の事業を持たず、主に未公開会社・事業を買収することのみを目的とした会社です。先にSPACがIPOし、その後、未公開会社・事業を買収する流れになりますが、IPO時点では、どの会社を買収するか定まっていないことから「ブランク・チェック・カンパニー」とも呼ばれています。

SPACそのものは、1980年代から存在したものの、詐欺的行為等が問題となり、一時期規制が強化され、ITバブルを背景としてIPO市場が好況だったこともあり、数年前にはほとんど利用されていなかったのですが、東南アジア配車大手のグラブ(シンガポール)がアメリカの投資会社アルティメーター・キャピタルのSPACと合併することで、米ナスダック市場に上場すると発表したことで、世界で注目を集めるようになりました。

ニューヨーク(NY)証券取引所は2021年の現時点までに111社のSPAC上場を果たしており、SPACが調達した資本は15.2億ドルから35.5億ドル(約4,000億円)へと増加しました。

最も注目された400億ドル規模のSPAC合併となったGrabを皮切りにベトナム、インドネシア、シンガポールの多くの企業が、SPACルート経由での上場を綿密に検討しています。

<リスク要因について>
しかし、SPACの台頭は、東南アジアにとってリスクがないわけではありません。これから一般市場は東南アジアのSPAC合併に関心を持って注目されていくと思います。現時点では、良い流れが続いていますが、SPAC合併が失敗するニュースが出た場合には市場に悪いムードが浸透し、結果的に悪影響を与える可能性があります。

アジア市場-イメージ画像

2020年のスタートアップ市場について

次は2020年のスタートアップ市場について、振返りをしていきたいと思います。

スタートアップへの投資額について

結論として、2020年スタートアップへの投資額は大幅に減少しています。理由としては、前述の通りですがコロナウイルス感染症の世界的拡大が大きな要因を占めています。しかし、東南アジアへの投資は急速に回復しており、すでに日本国内のスタートアップに投資されている額以上の資金が集まっています。

下記、世界市場の投資推移に関する調査結果を示した市場になります。
2020年は全世界で投資減少が起きていることが、資料からわかります。世界の投資資金推移について
(出典:techbiz様-掲載資料より

スタートアップへの投資割合について

【投資割合について】
東南アジア地域の中でも投資割合は2位以下はほとんど変わりません。
1位:シンガポール / 比率42.6%
2位:インドネシア / 比率39.2%
3位:タイ / 比率5.8%

スタートアップへの投資状況は急速に回復していると資料では説明されていますが、一概に東南アジア全体に資金は戻っていないと私は考えています。理由は、投資割合が1位のシンガポールと2位のインドネシアで82.8%も保有しているからです。

東南アジア地域-投資割合
バンビーノ
バンビーノ
2020年は株式市場において、大きな打撃だったけどスタートアップへの資金も急速に戻しているんだね。

今後の見通しについて

東南アジアのVCにとって重要な3年間

今後の見通しを読み解くにあたり、東南アジアについてもう少し深く知る必要があります。まずはサブタイトルに記載の通り、東南アジアにとって直近3年間は重要な年になると予測されています。それでは、なぜ直近3年間が重要になるのでしょうか。

現在、東南アジアのベンチャーキャピタルファンド(以下、VC)は、寿命が10年と言われています。活躍しているVCは大半が2010年から2015年の間 に立ち上げられていますので、ここから約5年間は、多くのファンドがパートナーへの資金返還を迫られることになります。

注意すべきは、全てのファンドがポートフォリオを無事エグジットさせるわけではなく、多くを清算しなければならない場合もあることです。そのため、今後1~3年はVC業界が東南アジアでの投資を成功するため、非常に重要な期間となります。

イグジット数の予測

今後1~3年はVCにとっても投資を成功させる為、重要な期間となります。

その為、ここから大型買収や件数が増加することが見込まれます。
今回、参考としている資料でもイグジットに関しては前向きな意見が多く、大型案件、件数共に上昇傾向にあることが統計結果として表れています。

イグジット数が増える、すなわち市場への注目が集まりますことも予想されます。これからは、シンガポール市場やインドネア市場についても注目しておいても損しないかもしれません。

2021-Asia-Exit 東南アジアのイグジット予測

まとめ

東南アジアのスタートアップに注目が集まっています。
各特徴については、以下の通りです。

  1. シンガポールとインドネシア市場だけで82%もシェア独占
  2. 日本より大きな資金が集まる市場となりつつある

これからの東南アジアはスタートアップ市場が活況になる可能性を秘めています。なお、注目が集まる理由としては周辺環境でイグジットしなくては行けない時期に差し掛かっていることから、大型案件が動く可能性が高まります。

イグジット数が増える、すなわち市場への注目が集まりますことも予想されます。その為、直近3年間は東南アジアのスタートアップには目が離せない状況です。

これからも十分に注意しながら、投資戦略を練っていきたいと思います。

参考文献

・SPACとは…https://cregio.jp/column/spac/

・スタートアップ資金調達…https://japan.cnet.com/article/35166665/

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