資産運用

【2023年】累進配当(減配しない)銘柄へ投資するメリット・リスクとは?

累進配当株への投資メリット・リスクを徹底解説

株式投資は将来的な収益を期待して行われます。なかでも、累進配当を掲げる企業は、魅力的な選択肢のひとつです。

本記事では、累進配当を配当政策(株主還元方針)に掲げる企業へ投資するメリットやリスクを紹介します。

本記事を読むことで、累進配当銘柄を選ぶ際のポイントを理解することができます。投資家するうえで収益性の高い銘柄を選ぶことは重要なので、少しでも参考になれば幸いです。

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累進配当銘柄とは?

累進配当銘柄とは、原則「減配せず、配当金を維持または増やす」ことを株主還元方針としています。

つまり、投資家は減配するリスクが低い状態で投資ができるだけでなく、将来的には配当金の増加が期待できます。

そのため、累進配当銘柄は投資家にとって魅力的な投資先といえるでしょう。

株主還元に積極的な企業は投資パフォーマンスが高い傾向にある

累進配当銘柄へ投資する場合、キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金など)の両方を得ることが期待できます。

また、累進配当銘柄は、配当金を安定的に増やすことが求められるため、財務体質の良い企業が多い傾向にあります。

この記事を読んでいる方の多くは、長期的な投資先を探していると思います。

そうした場合は配当金だけでなく、事業の将来性や財務健全性などを総合的に判断することが大切です。

累進配当銘柄へ投資するメリットとは?

続いて、累進配当を配当政策に掲げる企業へ投資するメリットを解説します。

メリット①配当金の増加による収益性向上

累進配当銘柄に投資する最大のメリットは、配当金の増加による収益性の向上です。

上場企業の多くは、事業活動で得た収益を配当金や自社株式の取得など株主還元に充当しています。
一般的な株主還元率は利益に対して、30%~40%といわれますが、なかには例年50%を越える株主還元を実施している企業も存在します。

こうした企業側の取り組みにより、株価上昇によるキャピタルゲインと配当金によるインカムゲインの両方を享受できるため、累進配当銘柄への投資はリターンが高くなることが期待できるでしょう。

メリット②老後資金への備えになる

メリットの2つ目は、老後資金への備えになることが期待できます。

最近は会社からの給与収入がなくても金融資産からの運用益や配当金だけで暮らしていける経済的自立”FIRE”が話題となりましたが、老後資金の備える目的で配当金を積み上げることも必要です。

累進配当を掲げる企業は、原則「減配せず、配当金の維持または増加のみ」を基本方針としているため、投資家にとってはリスクが少なく、安定した配当金を得ることができます。

また、長期的な資産運用には配当金の継続的な増加は欠かせない要素であり、なにより配当金を増やし続けることができる企業は業績が良好であることの証明にもなります。
つまり、累進配当銘柄は投資家からの信頼性が高く、長期的なリターンの増加も期待できる点が投資するメリットです。

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累進配当銘柄のリスクとは?

続いて、累進配当銘柄に投資するリスクについて解説します。

リスク①減配リスク(配当金が維持できなくなる)

現在は配当金が年々増加している企業であっても、外部環境の変化から事業収益が悪化する可能性があります。

また、最悪の場合は配当金が維持できなくなる可能性があるため、日頃の情報収集は怠らないようにしましょう。

個人投資家の多くは、累進配当という株主還元方針に魅力を感じています。

そのため、配当金が維持できないとなれば、多くの投資家が投げ売りする可能性があり、一時的なパニックが起こるか知れません。

こうしたメリットの欠如を防ぐためにも、事業の将来性や財務体質などを事前に確認しましょう。

リスク②短期投資に向いていない

これまで述べてきた通り、累進配当銘柄は、長期的な投資に向いています。

一方で短期的に売買を行う場合、配当金の増加によるメリットを傍受することができません。

そうした点から累進配当銘柄は短期投資に向いていないと考えられます。

自分自身の投資目的や投資期間を考慮した上で、累進配当銘柄への投資を検討するようにしましょう。



累進配当銘柄を選ぶポイントを解説!

累進配当銘柄を選ぶ際には、以下のポイントに注目することが重要です。

ポイント①配当性向

配当性向とは、企業が事業で稼いだ利益をどの程度の割合で配当金を支払っているかを示す指標です。

一般的に配当性向が高い企業ほど、投資家に対して配当金を還元することに注力しているため、累進配当銘柄を選ぶうえで重要とされています。

日本の上場企業における配当性向は22年3月期「決算短信集計結果」によれば、全産業で33.08%といわれています。

ただし、配当性向が高ければ高いほど、良い企業という訳ではありません。配当性向が高すぎる場合は注意が必要です。

ポイント②業績の安定性

累進配当銘柄は、配当金を維持または増加させることが求められます。そのためには、業績の安定性が重要なポイントです。

投資先の財務体質や競合環境などをきちんと調べて、業績の安定性を判断するようにしましょう。

ポイント③配当利回り

配当利回りは、企業の株価に対する配当金の割合を示す指標です。

配当利回りが高い企業ほど、累進配当銘柄として投資価値が高く長期的なリターンの増加に期待ができます。

ただし、配当利回りが高すぎる場合は将来的な減配リスクが非常に高いです。

企業が開示している中期経営計画やアニュアルレポートから将来性を見極めるようにしましょう。

ポイント④配当金の推移

累進配当銘柄は原則「減配せず、配当金の維持や増加」が求められるため、過去の配当金の推移を調べることが重要です。

例えば、新型コロナウイルス感染症が広がった2021年期などは大きく業績が毀損している企業もあるため、不況に強い企業なのかを判断する有効な情報となります。

また、過去の配当金が増加傾向にある企業ほど、安定した配当金を期待できます。



まとめ

本記事は累進配当銘柄でも時価総額の小さい企業に焦点を絞って紹介しました。

「累進配当」を株主還元方針に掲げる企業は、将来的な収益を期待する投資家にとって、魅力的な選択肢のひとつです。

しかし、業績不振ななかでも無理に配当金を増やしている場合もあるため、総合的な情報に基づいて投資判断するようにしましょう。

本日は以上です。

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大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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