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【長期優遇】クオカード(QUOカード)がもらえる株主優待銘柄

長期優遇制度があるクオカード株主優待について

日本の株式市場は「配当金」とあわせて、独自の制度「株主優待」が充実している世界的に珍しい市場です。

全国の書店では株主優待の関連雑誌が定期的に刊行されており、その人気をうかがうことができます。

なかでも、利便性の高いクオカードは、数ある株主優待で屈指の人気を誇っています。

そこで本記事は、長期保有優遇制度が設けられているクオカード優待銘柄をいくつか紹介します。

2023年最新!株主優待でクオカードがもらえる銘柄

QUO CARD(クオカード)ティーガイアの株主優待(出典:ティーガイア 公式サイトより一部抜粋)

株主優待でクオカードを優待内容にしている企業は多いです。

クオカードを傘下にもつ携帯ショップ大手のティーガイアの開示資料によれば、株主優待制度を導入している企業のうち、およそ3割がクオカードを導入しているようです。

今回はそのなかでも、長期保有することで優待内容グレードアップする銘柄を紹介します。

ティーガイア(証券コード:3738)

ティーガイア(出典:ティーガイア 公式サイト 中期経営計画より一部抜粋)

ティーガイア(証券コード:3738)は住友商事の子会社である携帯ショップ運営の国内最大手企業です。

2017年にはSCSKからクオカード社を譲り受けたため、人気の株主優待「クオカード」はティーガイアが決済サービス事業として運営しています。

継続保有期間保有株式数(年間優待)
100株以上300株以上
6ヶ月以上3年未満2,000円2,000円
3年以上4,000円6,000円

優待内容ですが、100株以上を半年以上保有することで1,000円分のクオカードが年2回もらえます。3年以上継続保有すると1,000円から2,000円分に優待内容がグレードアップするので、長期保有を前提に購入を検討したい銘柄です。

最近はクオカードやカタログギフトの株主優待を廃止する企業が相次いでいますが、ティーガイアはクオカード運営企業として廃止リスクは低いと考えます。

ティーガイアの株主優待は権利確定日が3月・9月と年2回あるため、優待獲得のチャンスを逃しにくい特徴があるでしょう。

稲畑産業(証券コード:8098)

稲畑産業-株主優待(出典:稲畑産業 公式サイトより抜粋)

稲畑産業は1890年創業の老舗「化学製品専門商社」です。情報電子部品、化学品、合成樹脂の卸売りを強みに他にも住宅関連資材、食品などの輸出入を展開しています。

世界18ヶ国60拠点で事業展開しており、21年度業績では売上高の約70%が海外事業から稼いでいます。そのため、為替市況がドル高円安であれば、稲畑産業は利益面で恩恵を受けることができるでしょう。

継続保有期間保有株式数
100株以上200株以上300株以上
6ヶ月未満500円500円500円
6ヶ月以上3年未満1,000円2,000円3,000円
3年以上2,000円3,000円5,000円

優待内容ですが、100株以上を保有することでクオカードが年1回もらえます。また継続保有で優待内容がグレードアップしますので、長期保有を前提に購入したい銘柄です。

稲畑産業の株主優待は権利確定日が9月と年1回です。そのため、2023年の権利確定日前までに仕込みたい銘柄です。

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日本取引所グループ(証券コード:8697)

JPX-マネ部!ラボ(出典:JPXマネ部!ラボ 公式サイトより抜粋)

日本取引所グループは日本国内で唯一無二の取引所を運営する企業です。最近は「貯蓄から投資へ」のテーマのもと、新たに金融教育ポータルサイト「JPXマネ部!ラボ」を立ち上げ、すべての世代へお金に関する情報発信をおこなっています。

優待内容ですが、100株以上を保有することで1,000円分のクオカードが年1回もらえます。また1年以上の継続保有で2,000円、2年以上の継続保有で3,000円、3年以上の継続保有で4,000円と優待内容が年々グレードアップする点は非常に魅力的です。

日本取引所グループの株主優待は権利確定月が3月末の年1回です。そのため、長期保有を前提に大きく下落したタイミングを狙うと良いでしょう。

継続保有年数優待内容
1年未満1,000円
1年以上-2年未満2,000円
2年以上-3年未満3,000円
3年以上4,000円

「JPXマネ部!ラボ」のリンクは下記に貼っておきます。
気になる方はぜひ覗いてみてください。

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タマホーム(証券コード:1419)

TamaHome(タマホーム)(出典:タマホーム 公式サイトより一部抜粋)

タマホームは低価格帯の注文住宅を手がけるハウスメーカーです。キャッチコピー“Happy Life Happy Home TAMA HOME”は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

近年は住宅展示会の来場者にクオカード1万円を配るなど、順調に新規顧客の開拓ができているように思われます。

優待内容ですが、100株以上で500円分の特製クオカードが年2回もらえます。また3年以上継続保有すると500円から1,000円分に優待内容がグレードアップするので、長期保有を前提に購入を検討したい銘柄です。

ちなみに、タマホームのクオカードは毎回プレミアがつく人気の株主優待となっています。権利確定日は5月・11月と年2回あるため、優待獲得のチャンスを逃しにくい特徴があります。

リコーリース(証券コード:8566)

リコーリース株式会社「ひも解くリコーリース」(ひも解くリコーリース 特設サイトより抜粋)

リコーリースはリコー系列で中小企業を顧客基盤に「リース&ファイナンス」事業を手がける大手企業です。2020年にはみずほリースと資本業務提携しており、事業安定性は上場企業のなかでもトップクラスでしょう。

また安定した事業基盤から23期連続増配している「配当貴族(はいとうきぞく)」の1面もあるため、長期スパンで投資したい人におすすめです。

配当貴族(はいとうきぞく)とは?
長期にわたり毎年配当を増やしている企業を指します。日本ではTOPIX(東証株価指数)構成銘柄の中で、時価総額(500億円以上)と流動性(1日3億円以上の売買代金)の基準を満たす銘柄について、10年以上にわたって配当水準を維持、または増配した銘柄で構成されています。
(引用元:SMBC日興証券 配当貴族とは?)

株主優待ですが、長期保有するほど内容がグレードアップします。1年未満は2,000円、1年以上は4,000円、3年以上は5,000円と年々利回りが高くなる魅力があります。

また、300株以上の保有者はカタログギフトを選択できるようになるため、資金に余裕がある人は300株以上の購入を前向きに検討したい銘柄です。

マネックス証券では単元未満株を購入できるサービス「ワン株」があります。興味がある方は下記のリンクから口座開設をしてみましょう!

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クオカード目当ての投資で注意するポイントとは?

クオカードは全国6万店で利用できる全国共通のプリペイドカードです。コンビニや飲食店、書店など身近なお店で利用することができます。

また、会計時には1円単位で利用することができ、利用に関する有効期限もありません。そのため、どれだけ多くのクオカードを保有しても無駄にすることがない点は魅力的です。

そのような利便性からクオカードは人気な株主優待ですが、注意すべきポイントがいくつかあります。

株価変動による損失リスク

株式投資は価格が日々変動するため、将来的な値動きによっては損失する可能性があります。

もちろん、株価変動により資産をプラスにすることもできますが、株価下落によりマイナスになることもあり得ます。

そのため、株主優待目的の投資であっても、投資先の業績確認や将来的な見通しに大きな変更が生じていないか確認するうにしましょう。

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優待利回りだけで投資判断しない

退職金制度

クオカードは利便性の高い株主優待ですが、総合利回りがあまりにも低いと効率的にインカムゲイン(株主優待、配当金など)を受け取ることができません。

しかしながら、「株主優待」を目的とした投資を行う場合はどうしても優待利回りに注目しがちです。

優待利回りが低い代わりに配当金利回りが高い銘柄も多いですから、優待利回りだけでなく総合的に投資するか判断するようにしましょう。

マネックス証券の銘柄スカウターで株主優待銘柄を探す

マネックス証券 おすすめ

今回はマネックス証券が提供する日本株分析ツール「銘柄スカウター」を利用します。

こちらはマネックス証券で証券口座をお持ちの方なら、無料で利用できます。まだ、証券口座をお持ちでない場合は、この機能を使うために口座開設を検討してみましょう。

※米国株・中国株にも対応しています。

マネックス証券のメリット・デメリットとは?投資初心者向きな理由も紹介 【冒頭】本記事のまとめ: 米国株の取扱銘柄数は6,000以上 銘柄スカウターが非常に優れている クレジット...

銘柄スカウターを活用した株主優待銘柄の探し方は3つのステップで解説したいと思います。

  1. 銘柄スカウターを起動
  2. スクリーニング条件を入力
  3. 企業分析をおこなう

銘柄スカウターを起動する

マネックス証券にログインしたら、まずはツールから「銘柄スカウター」を起動しましょう。

(1)10年スクリーニングを選択

(2)新規作成を選択

こちらは時価総額、投資金額(100株単位)など複数条件でのスクリーニング(条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すこと)に対応しています。

ほかにも業績成長率(売上高・経常利益・当期純利益)、株主優待の有無など独自のスクリーニングが可能です。

スクリーニング条件を入力する

株主優待銘柄を探すにはスクリーングの「基礎条件の設定」が必要です。条件入力をタップしたら、以下の流れで設定していきましょう。

(1)基礎条件から「株主優待」の項目を探す

(2)「株主優待」ありにチェックをつける

(3)「条件追加」から希望条件を選択

企業分析をおこなう

最後はスクリーニング後に残った選りすぐりの企業をより深く分析していきましょう。

今回は「株主優待」に関連するスクリーニングなので、売上高、経常利益などの業績推移はもちろんですが、配当利回りや企業HPに記載されている株主還元方針を確認しておきましょう。

あなたのスクリーニング次第では、継続的な配当(インカムゲイン)だけでなく、値上がり(キャピタルゲイン)まで期待できる「お宝銘柄」と出会えるかも知れません。

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大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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