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【人気銘柄】ニューラルポケットの株価が下落した要因を決算から読み解く

ニューラルポケット株式会社<4056>が21年12月期の本決算を発表しました。

本決算まとめ
  • 経常利益は対前年度▲135(百万円)
  • 来期も投資フェーズ拡大
  • 来期業績は経常利益減少予想

この決算内容を受けて、時間外取引(PTS市場)で大きく売り込まれています。ニューラルポケットはAIのアルゴリズムやAI解析に強みを持っており、個人投資家に非常に人気な企業です。

本記事はニューラルポケットの決算内容を簡潔にまとめました。ぜひ、最後までお読みいただけますと幸いです。

それでは、決算内容を確認していきましょう。

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ニューラルポケットの事業内容

ニューラルポケット株式会社は、AI技術を用いたスマートシティ、サイネージ広告、ファッショントレンド解析などを事業領域としています。

今回は各事業セグメントごとに特徴をみていきましょう。

AIメディアプラットフォーム事業

ニューラルポケットが展開する事業領域の1つ目は「AIメディアプラットフォーム」です。これはAI解析技術が搭載されたサイネージ端末を不動産ディベロッパー、鉄道事業者、商業施設向けに提供するデジタルサイネージの広告事業になります。

新型コロナウイルス感染症の影響で屋外広告は市場規模が縮小したのですが、緊急事態宣言も明けて、人が街に戻って来ることで「デジタルサイネージ」には、今後も高い成長が期待できます。

(引用元:ニューラルポケットの説明会資料より)g

また、デジタルサイネージにおける注力分野としては「不動産」が挙げられています。その中でも、明確なターゲティングがしやすい「高級マンション」にサイネージ広告を打つことで高い効果が期待できるようです。

デジタルサイネージは設置1年目より収益が出る構造となっており、1台あたりの収益は同社の強みであるAI解析によって向上見込みです。その為、今回の不動産サイネージのようにデジタルサイネージの設置場所はターゲットが明確である事が重要となるでしょう。

ニューラルポケット(引用元:ニューラルポケットの説明会資料より)
  • デジタルサイネージは成長分野
  • 都心の高級マンションに採用実績多数
  • AI解析技術によって収益は増収見込み
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AIデジソリューションズ

(引用元:ニューラルポケットの説明会資料より)

続いては、2つ目の事業領域「AIデジソリューションズ」もみていきましょう。

AIデジソリューションズでは、駐車場や物流倉庫、レストランやオフィスなどの「街空間」をAIカメラで事前予測し、効率化させるサービスを提供しています。

従来のAI解析と比較して同社の強みは上図に記載の通りです。例えば、画像処理は従来クラウドにアップロードされる仕組みですが、ニューラルポケットが提供するサービスは「デバイス側」でデータ処理が可能です。

これらは結果的にサーバーやクラウドの保存領域を圧迫しないことに繋がります。

  1. デジパーク(スペース管理)
    駐車場や物流倉庫の様子をAIカメラで可視化して、スムーズな誘導や作業指示を現場に行うことで業務の効率化や季節ごとの混雑状況を事前予測します。
  2. デジフロー(人流解析)
    街にAIカメラを増やしたことで立入禁止区域、危険行動、凶器保持などをAI検知することで素早く事件に対処することができるようになっている。

 

ライフスタイルサービス

(引用元:ニューラルポケットの説明会資料より)

他には初期よりサービス提供している「ファッショントレンド予測」なども提供しています。この辺の事業は導入障壁も比較的低く、検討しやすいことから現時点では売上高の大半を占めるメインサービスとなっています。

前期と比較しても同サービスの売上高は堅調に成長していることから、今後の中期的な成長を期待したいですね!



ニューラルポケットはエッジAIに注力している!

ニューラルポケットは『エッジAI(Edge AI)』に注力しています。エッジAIはデバイス側に設置することで、判断速度の向上やサーバー側の負荷削減を実現することができます。詳しい説明については、下記の説明欄よりご覧ください。

エッジAI(Egde AIとは

エッジAIとは、端末近くにAIを搭載し、学習・推論させる技術です。この場合エッジ(端)は端末を指します。エッジAIが搭載されている端末を「エッジデバイス」と呼び、例としてスマホ、センサー、車が挙げられます。

このように、端末の近くにサーバーを配置し、データ処理することを「エッジコンピューティング」(Edge Computing)と言い、エッジAIはエッジコンピューティングにAIを搭載したものと言えます。

引用元:Ledge.AIより一部抜粋

また上記の資料通り、エッジAIが大きく成長することが決算資料でも開示されており、今後は「クラウドからエッジ」へのシフトが急速に進むと予想されています。

現時点での成長予測は、2018年から2025年の約8年間でクラウド市場は1.5倍の成長に対して、エッジAI市場は40倍の急成長(年平均成長率69%)が見込まれています。

そのためニューラルポケットもエッジAIへのサービス展開を強化していくと考えられます。これは同社の中期的な成長可能性を示す指標でもありますので、事業内容においてエッジAIの活躍がきちんと開示されているか決算資料をチェックするようにしましょう。

なお、現時点でエッジAIはあまり日本で普及が進んでいません。しかしながら、海外ではすでにサービス展開がうまく行っている事例もあるようです。今後の市場規模拡大に期待したいですね。

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ニューラルポケットの来期決算はどうなる?

最新の決算発表を振り返っていきましょう。

21年12月期の本決算

まずは21年12月期の本決算を見ていきましょう。

  • 売上高: 1,010百万円
  • 営業利益: 20百万円
  • 経常利益: 13百万円
  • 純利益: 11百万円

 

2021年本決算は売上・利益の双方で成長しています。しかし、期初時点では想定されていなかった積極的な成長投資が影響し、今期業績は下方修正となっています。

今回の決算発表で大きな話題を呼んだ「下方修正」ですが、今後の成長に向けた投資を行うという内容になりますので、後ろ向きな内容だったわけではないということは覚えておきたいポイントです。

前回の決算内容から大きく株価が下落していますが、株価の下落は「株主の入替」が起きやすい転換点ともなります。その為、ニューラルポケットの株主がどういった動きをしているのか等をTwitterなどの各種SNSを駆使して調べてみると良いかも知れません。

なお少しだけ補足するならば、ニューラルポケットは創業してまだ間もない企業です。そのため、本来であれば黒字決算であることは充分評価される結果ですが、相場の地合いやあって大きく売られているのは、非常に残念であると個人的には感じています。

今期業績は下方修正など一時的な悪材料が出ましたが、成長戦略へのシナリオや業界編成が起きない限りは総悲観しなくても良いのではないでしょうか。

  • どんなシナリオで買ったのか思い出してみよう

来期の業績見通し

(引用元:ニューラルポケットの説明会資料より)

【追記】来季の業績見通しについても開示されました。

来期業績はこれまで紹介した事業の他にM&Aも加味された数字になっています。22年12月期の業績予測はあくまで本業のみで構成されており、M&Aの上乗せは+α の要因として売上に寄与する見通しであることが開示されています。

各事業セグメントに目を配ると、これまで都心を中心に展開している「AIメディア」事業やライフスタイル事業が約2倍の成長予定となっています。

新興企業とはいえ事業規模が1年間でここまで成長するのは珍しく、M&Aの上乗せ余地を加味すれば、十分成長が期待できる見通しなのではないかと感じました。しかしながら、ニュータルポケットの事業はまだまだ発展途上の段階ですので、計画比に対しての進捗率は毎四半期ごとの注目ポイントになりそうです。

ニューラルポケットの将来性について

ニューラルポケット IR資料より

最後に今後の成長性も触れておきましょう。上記の資料はこれまで決算資料で描かれている同社の成長シナリオになります。

本決算の開示資料では、ソフトバンク<9434>を筆頭とした他業種のパートナー開拓が進んでいることも記載がありましたので、今後の成長については「パートナー戦略」を生かした成長を期待したいです。



  • 2022年以降の成長に期待が高まる内容
  • シナリオ変更がないかは毎期確認しよう

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