テーマ銘柄

日本の大手企業が”メタバース”に投資をする理由と今後の見通し

メタバース

アメリカの大手企業Facebookが社名を「Meta(メタ)」に変更したことで、メタバースへの関心が高まっています。

日本では任天堂が手掛ける「あつまれ どうぶつの森」や、Minecraft(マインクラフト)がメタバースの先駆けとされていますが、最近は新しいサービスが続々と登場しており、大手企業でも投資が加速しています。

そのため、今後はメタバースが見逃せないテーマになりそうです。

本記事ではメタバースに関連する日本企業を紹介します。

メタバースの基本情報

メタバースはインターネット上に構築される仮想空間の総称で、「meta(超越した)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語です。

メタバース空間内のプレイヤーは、仮想空間上の自分(アバター)をうまく操作し、買い物をしたり、他のアバターと交流します。

例えば、Microsoftはコミュニケーションツール「Teams」をメタバース空間向けに機能拡充しており、アバター同士で会議することが可能です。

これからのメタバース空間でなくてはならないツールですね!

メタバースの空間はCGで自在に作ることができるため、現実社会のような場所の制限がありません。むしろ、理論上は無限に空間を作ることが可能です。

メタバースが注目される理由とは?

メタバースが注目されるようになった理由は大きく2つ挙げられます。

  1. 対面コミュニケーションが取りづらい
  2. 企業イベントで新しい形が求められている

メタバースの火付け役「あつまれ どうぶつの森」や「Minecraft(マインクラフト)」などが人気を集めていますが、最近は大手企業の参入が相次いでいます。

2022年夏にようやく旅行や外需産業に風が吹きはじめ、経済循環が起こりつつあります。しかしながら、対面での接客・コミュニケーションではなく、非対面を希望する方も一定数いるでしょう。

そのため、メタバースはビジネスマンからも熱視線が送られているのです。

ここで注目すべき点はメタバース空間では「独自の経済圏」が生まれることです。

最近は「時間効率」を意識した働き方が求められているため、オンラインイベントを開催する動きがビジネスマンで増えています。しかし、中長期的なビジネスに繋げるという意味で、しっかり囲い込みできている企業は決して多くありません。

メタバース空間では、NFT(デジタル資産)の仕組みを活用することで、独自の経済圏を確立することが可能です。うまく活用できれば、企業・自治体でも簡単に囲い込み(ファンを作る)できるようになるでしょう。

メタバースとNFTの関係とは?

NFTと暗号資産

NFT(デジタル資産)はブロックチェーン技術を使ったデジタル上のデータを指しています。日本では別名で非代替性トークンとも呼ばれています。

NFTの仕組みは大きく分けて3つ挙げられます。

  1. 唯一無二の証明ができる
  2. データの改ざんができない
  3. 他人に譲渡することができる

1つ目は唯一無二の証明ができることです。

NFTはコンテンツが「代替不可」であることの証明書になります。違う言葉に置き換えると、NFTは世界に1つしかないオンリーワンのコンテンツであることを証明するものとなるのです。

つまり、NFT技術をキャラクターなどに紐づけることができれば、そのコンテンツは世界に1つしかない唯一無二のものとなり、希少価値が高まっていくことが予想されます。

▽NFTの導入事例などはコチラの記事をチェック▽

NFT 日本株
【日本株】話題のNFT関連銘柄とは?高額取引事例からおすすめの銘柄紹介NFT市場が世界各国で活況です。2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大から、個人投資家の仮想通貨取引が拡大し、世界中で億万長者が誕生...

2つ目はデータの改ざんができない点です。NFTは暗号資産(仮想通貨)と同じくブロックチェーン技術が使われています。

つまり、対象コンテンツのコピーや改ざんなどの不正利用が技術的に困難であり、商品の価値が担保されています。

3つ目は他人に譲渡することができる点です。

NFTは唯一無二のコンテンツかつ改ざんできない特徴がありますが、他人に譲渡することが可能です。これにより、コンテンツの所有者は常に移動し続けるため、コンテンツの価値をより高く保つことが出来ます。
つまり、メタバース上では人気のあるコンテンツに対して、相応の価値が付くようになっています。

メタバース関連銘柄 一覧表【日本株】

メタバース関連の日本企業まとめ

続いては、メタバース関連の日本株を紹介します。

サイバーエージェント(証券コード:4751)

サイバーエージェント

サイバーエージェント(証券コード:4751)は「Abema TV」を中心としたメディア・広告企業ですが、「ウマ娘」などのゲーム製作も手掛けています。

どこがメタバース関連なの??と思われている方もいると思いますが、少し前まで「アメーバピグ」という実在する街をモチーフとしたメタバースコンテンツを2009年から提供していました。

最近は子会社のCyber Z社を中心に”渋谷ビットバレー”を作るため、企業投資を継続していますが、取材記事で「ゲーム・アニメ・タレント」を核にNFT事業へ参入する計画があることを明かしています。

ヒットコンテンツを次々と生み出しているサイバーエージェントが起こす、NFT事業の行く末は期待が高まりますね。

PER24.6倍
PBR2.84倍
EBITDA4.2倍
自己資本比率33.7%
実績ROE38.1%
実質ROA12.9%
ROIC40.9%
配当性向13.4%

KDDI【9433】

KDDI-バーチャルシティ

KDDI(9433)は日本を代表する通信会社です。恐らく、KDDI(別名:au)を知らない日本国民はいないのではないでしょうか。

KDDIは東急(9005)、みずほリサーチ&テクノロジーズ、渋谷区とメタバース事業の発展を目指し、「都市連動型メタバース」のバーチャルシティを提供しています。

ただし、KDDIは通信事業など既存の売上高などが非常に大きいため、メタバース事業の収益は全体に大きな影響を与えないかもしれません。

PER13.6倍
PBR1.88倍
EBITDA5.9倍
自己資本比率45.0%
実績ROE13.8%
実質ROA6.2%
ROIC11.1%
配当性向41.7%

マネックス証券の銘柄スカウターで株主優待銘柄を探す

マネックス証券 おすすめ

今回はマネックス証券が提供する日本株分析ツール「銘柄スカウター」を利用します。

こちらはマネックス証券で証券口座をお持ちの方なら、無料で利用できます。まだ、証券口座をお持ちでない場合は、この機能を使うために口座開設を検討してみましょう。

※米国株・中国株にも対応しています。

マネックス証券のメリット・デメリットとは?投資初心者向きな理由も紹介 【冒頭】本記事のまとめ: 米国株の取扱銘柄数は6,000以上 銘柄スカウターが非常に優れている クレジット...

銘柄スカウターを活用した株主優待銘柄の探し方は3つのステップで解説したいと思います。

  1. 銘柄スカウターを起動
  2. スクリーニング条件を入力
  3. 企業分析をおこなう

銘柄スカウターを起動する

マネックス証券にログインしたら、まずはツールから「銘柄スカウター」を起動しましょう。

(1)10年スクリーニングを選択

(2)新規作成を選択

こちらは時価総額、投資金額(100株単位)など複数条件でのスクリーニング(条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すこと)に対応しています。

ほかにも業績成長率(売上高・経常利益・当期純利益)、株主優待の有無など独自のスクリーニングが可能です。

スクリーニング条件を入力する

株主優待銘柄を探すにはスクリーングの「基礎条件の設定」が必要です。条件入力をタップしたら、以下の流れで設定していきましょう。

(1)基礎条件から「株主優待」の項目を探す

(2)「株主優待」ありにチェックをつける

(3)「条件追加」から希望条件を選択

企業分析をおこなう

最後はスクリーニング後に残った選りすぐりの企業をより深く分析していきましょう。

今回は「株主優待」に関連するスクリーニングなので、売上高、経常利益などの業績推移はもちろんですが、配当利回りや企業HPに記載されている株主還元方針を確認しておきましょう。

あなたのスクリーニング次第では、継続的な配当(インカムゲイン)だけでなく、値上がり(キャピタルゲイン)まで期待できる「お宝銘柄」と出会えるかも知れません。

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マネックス証券のメリット・デメリットとは?投資初心者向きな理由も紹介 【冒頭】本記事のまとめ: 米国株の取扱銘柄数は6,000以上 銘柄スカウターが非常に優れている クレジット...

まとめ

メタバースは2021年夏より瞬く間に人気テーマ銘柄となり、国内外で新規参入が急速に拡大している市場です。

メタバースを語る上でNFT(デジタル資産)の活用は欠かせない技術であるため、日本の大手企業がこれからどのプラットフォームで経済圏の確立を狙ってくるのか目を光らせておきましょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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バンビーノ
大学生時代に投資を始めた個人投資家。株式投資を中心とした「銘柄」「資産運用」に関する情報を発信します。お仕事のお問合せまたはTwitter DMよりお願い致します。




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