日本株

【日本株】カラダノートの事業内容と将来性について

日本は少子高齢化社会が深刻な問題となり、新生児の数は減少傾向の一途を辿っています。とくに単身世帯は増加傾向にあり、晩婚化なども1つの社会問題です。

このような社会状況を打破するべく、ライフサイクル向けのサービスが国内でも乱立しています。

そんな状況下でも家族の健康にサービスを次々と展開する新興企業があります。

それが「家族の健康を支え笑顔をふやす」を会社ビジョンに掲げるカラダノート(4014)です。

本記事ではカラダノートの事業内容と今後の将来性について書かせていただきます。

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カラダノートは健康関連サービス会社

まずはカラダノートの特徴について見ていきましょう。

企業情報

会社名株式会社カラダノート(証券コード:4014)
事業内容子育て&ヘルスケアアプリの開発・提供
所在位置東京都港区芝浦3-8-10 MA芝浦ビル6階
設立日2008年12月
資本金2億9,446万円
代表取締役佐藤 竜也

カラダノートは「家族の健康を支え笑顔を増やす」を会社ビジョンに掲げ、子育て世代や初孫世代をターゲットにアプリケーションの提供、保健代理業を行なっています。

アプリ側の事業においては妊娠初期から出産後まで幅広く事業展開されています。

もしかしたら、知らないうちに使っているかも知れません。

カラダノートが手掛ける3つの事業とは?

カラダノート(出典:カラダノート 公式IR説明会資料より抜粋)

続いてはカラダノートが展開する事業内容もみていきましょう。

執筆時点(2022年2月)でカラダノートは3つの事業を展開しています。

まず、1つ目は個人顧客向けの家族サポート事業です。

こちらは子育て世代及び初孫世代をターゲットとしたアプリ開発・提供を行う事業内容です。

例えば、妊娠出産のライフステージを迎えた利用者には「子育て生活の記録や共有」を目的としたアプリ提供を行っています。

最終的には関心の高いユーザーへ保険の見直しや宅配水を提案し、全体的なマーケティングの非効率を解消することが可能にしています。

2つ目は法人顧客向けのDB(データベース)マーケティング事業です。

こちらは子育て世代及び初孫世代をターゲットとしており、カラダノートのサービス利用で集まったデータ(ファミリーデータベース)を提携先に提供し、利用者と提携先のマッチング支援を成果報酬で受け取っています。

最後の3つ目は法人顧客向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業です。

大手企業向けの営業マーケティング支援として、データの利活用を保険会社・金融機関向けに提供することで収益を得ています。

ストック型のビジネスモデルにも注力

カラダノート(出典:カラダノート 公式IR説明会資料より抜粋)

上場当時のカラダノートはライフイベントに関するDBマーケティングが主力事業でした。

DBマーケティング事業の収益源は利用者のマッチング件数が重要になることから、ビジネスモデルはほとんどがフロー型でした。

しかし、昨今は個人向けの家族サポート事業や法人向けのDX事業において、積極的なストック型ビジネスへ移行を進めています。

その結果、ストック売上比率はQoQで約2倍、半年前比較で6倍まで拡大し、今期末でストック売上比率30%を目標としています。

将来的にストック型収益が増えれば、解約率を気にする必要がありますが、上手く舵取りしてビジネス展開できているのは評価ポイントかと思います。

・上場当時はフロー型が100%
・ストック型ビジネスを強化中

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これからの将来性について

続いてはカラダノートが手掛けるサービスの将来性を見ていきましょう。

カラダノートは急成長企業!?

カラダノート(4014)(出典:カラダノート 公式IR説明会資料より抜粋)

これまでのカラダノートは脅威の成長を遂げてきました。

特に上場後も高い成長性を維持してきたことは評価ポイントです。

しかし、2022年度以降は中長期的な成長を見据えてCAGRの目標30%と設定しています。

また先ほども述べた通り、カラダノートは従来のフロー型ビジネスからストック収益比率の向上など積極的な構造転換を実行していますので、これからの成長に期待が高まりますね。

バンドッグ
バンドッグ
CAGR30%も十分すぎる成長率ではないでしょうか。会計サービスのマネーフォワードもCAGRは30〜40%程度です。

CAGR(年平均成長率)とは、複数年にわたる成長率から、1年あたりの幾何平均を求めたもの。例えば、100百万円の売上高が3年間で160百万円に伸びたときの、3年間の平均成長率を考える。

(引用元:グロービス経営大学院 CAGR)

日本社会の問題と向き合うビジネスである

(出典:カラダノート 公式IR説明会資料より抜粋)

人生100年時代と言われる、現代においてカラダノートが手掛けるライフイベントを起点としたサービスは大きな社会課題に直接向き合うことになります。

そういった意味でも、同社のサービスは社会的にとても意義のある事業と言えるのではないでしょうか。

また説明会資料などにも掲載されている内容ですが、これからは公的介護や医療などを総称したシックケアから健康予防や健康管理といったヘルスケア分野に市場が移動していくと予想されます。

ヘルスケア市場が安定成長するという事は同社の事業成長並びに事業安定性につながりますから、マクロな視点から投資などを検討する必要がありそうです。

直近の株価水準について

2022年2月時点での株価になります。
(※最新情報は こちら で確認頂けます)

karadanote-カラダノート(出典:株探 カラダノート(4014)の株価チャートより)

カラダノートは上場して間もない企業ですが、昨今の地合いもあってか安値水準を割ってしまっています。またテクニカル的にも、下落トレンド入りしているように見えます。

これは株主がほぼ全員「含み損」になっている状態なので、ここからの上昇に期待したいです。

ただ、個人的な主観として事業成長の計画に対して株価がついてきていないような印象も受けます。これから継続的な成長が見込める確信がある方は安い時に仕込んでみるのも面白いかもしれません。

株価指標については下記に纏めています。

株価1,111円信用倍率-倍
PER39.1倍外国人保有率3.4%
PBR7.11倍回転日数9.5
配当0円時価総額70億円

総括

本記事ではカラダノート(4014)の事業内容と今後の将来性について書かせていただきました。

少しでもあなたの投資にお役立ちできていれば嬉しい限りです。

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