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【最新】日本電子材料の事業内容は将来性が期待できそうな理由

近年、半導体不足は私たちの身近な生活でもよく聞かれるワードとなりました。

大手家電量販店では、半導体不足に備える消費者が春頃から「エアコン」の買い替えを行うなど、半導体不足の影響を加味して、消費者行動が早まる動きが活況です。

こうした背景から「半導体」は個人投資家に人気なテーマ銘柄となっています。

しかし、半導体銘柄は株価変動リスクも大きく、需給バランスの「目利き」も難しいことから、大きな損失を出してしまう人も少なくありません。

本記事では、半導体セクターの中でも割安な株価水準となっている日本電子材料株式会社(6855)を紹介します。

【重要】本記事の要約

①プローブカード専業メーカー
②28年までに6.54%のCAGRが期待
③業績推移は至って堅調

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日本電子材料の事業内容とは?

まずは、日本電子材料株式会社(以下、日本電子材料)の企業情報から見ていきましょう。

企業情報

日本電子材料(出典:日本電子材料 公式HPより抜粋)
会社名日本電子材料株式会社(証券コード:6855)
事業内容プローブカード専業
所在位置兵庫県尼崎市西長洲町2-5-13
設立日1960年4月
資本金30億3,600万円
代表取締役大久保 和正

日本電子材料は、”人類に幸福をもたらす技術の開発と製品化により社会に貢献する”を経営理念に掲げています。

はじめはブラウン管の部品製造メーカーから事業拡大し、1970年頃からは現在の主力事業”プローブカード”に落ち着いています。
プローブカードは微細化と集積化が進む半導体を安定した品質で生産するため、とても大切な役割を担っています。

現在の事業範囲は日本国内に留まらず、アメリカ、中国、台湾、ヨーロッパなどに拠点を構え、まさにグローバルメーカーの地位を確立しています。

半導体検査用「プローブカード」が稼ぎ頭

日本電子材料は半導体検査用のプローブカードを軸に事業展開しています。
セグメント構成比は、売上高の98~99%がプローブカード事業で構成されています。
つまり、日本電子材料はプローブカードの専業メーカーです。

そのため、今後の企業成長を図る指標として、プローブカードの市場予測が非常に大切なデータとなります。

2022年時点、プローブカードの市場規模は世界で約2,000億円と言われていますが、2028年にかけて6.54%のCAGR(年平均成長率)が予測されています。

よって、長期的な市場拡大が期待できるでしょう。

世界のプローブカードの市場規模は、2022年から2028年の予測期間には6.54%のCAGRで推移し、2022年の26億5,757万米ドルから、38億8,652万米ドルに達すると予測されています。

(引用元:Global Probe Card Market Research Report 2022)

プロードカードの役割とは?

(出典:日本電子材料 事業報告書より一部抜粋)

プローブカードは資料でも説明されていますが、半導体の製造工程におけるシリコンウエハーの検査テスト工程で用いられます。

最近の半導体は技術的進化により微細化や集積化が進み、より優れた電気特性が求められるなど多彩な変化が市場で求められています。

そんな市場環境下でも、日本電子材料は柔軟に変化・対応することで、専業メーカーとしての地位を確立しています。

先ほども述べましたが、日本電子材料のプロードカード事業は売上高の約98%を占めています。

そのため、市場変化が起きた際には甚大な影響が出ることが予想されます。

半導体セクターは日本国内だけでなく、世界中の企業が競合となるセクターです。

そのため、市場シェアは数年後に大きく変化する可能性があります。

もし半導体セクターに投資を行う場合は、毎期の決算資料より「変化」がないかチェックするようにしましょう。

ポイントまとめ

・プローブカードは検査テストで活用される
・売上高98~99%が単一事業に集中している
・決算資料から市場変化を確認しよう

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【最新】日本電子材料の業績はどうなの?

日本電子材料株式会社(2022年通期決算補足資料)(出典:日本電子材料 決算補足資料より抜粋)

22年通期は堅調に売上高・利益を伸ばす

続いては、日本電子材料の業績についてみていきましょう。

上図資料は、四半期ごとの売上高と経常利益の推移です。

今期は第2四半期(2021年7月~)より、半導体検査用部品の売上高が拡大していることがわかります。

また、直近1年間の決算短信から利益率の上昇について説明がなされており、売上高の増加と工場稼働率の上昇が収益UPに貢献したため、結果的に増収増益を実現しています。

次回の決算ポイントについて

ここだけの話ですが、日本電子材料が得意とするパソコンやデータセンター向け関連機器では、すでに多くの企業が値上げに踏み切っています。

PCメーカーのHP(ホームページ)などを確認する限り、実売価格にも反映されていますので、日本電子材料にとっても売上高単価の向上(値上げ)は追い風になるでしょう。

値上げ理由は報道されている通り、部材の調達コストが高騰したものによるものです。

これらの影響が決算内容に影響を及ぼすことが想定されます。

・工場稼働率が上昇した事で利益好
・部材の調達コストが高騰している
・決算内容で利益率に注目

しかしながら、部材高騰は売上高の押し上げ要因になりますが、「価格転換」に苦戦すれば、会社の利益が圧迫することになりかねません。

もし、日本電子材料の株式売買を検討しているなら、次回以降の利益率に注目していきましょう。

下記は参考まで…プローブカードの市況を見るならば、アメリカのマイクロン・テクノロジー( $MU )の決算内容から業績予測をすることができます。

地域別売上高の推移について

(出典:日本電子材料 決算補足資料より抜粋)

続いて、地域別の売上高について見ていきます。

上図の資料は四半期ごとの地域別売上高の推移になります。

日本電子材料の売上高構成比は約50%が日本国内となっていますが、残り50%は海外売上です。

昨今は為替市場が24年ぶりの円安水準ですので、海外事業の利益率向上や売上高(トップライン)は見逃せないポイントです。

特に売上比率の高い「アジア地域」は今後、急速な人口増加と需要拡大が見込めますので、アジア地域の動向はチェックしておきたいですね。

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まとめ

本記事はシリコンウエハーの検査工程において、大切な役割を担う日本電子材料株式会社(6855)を紹介してきました。
プローブカードの世界市場は6.54%のCAGR(年平均成長率)が期待されている市場です。

2028年には日本円で市場規模が約3,000億円に達することが予想されていますので、日本電子材料の存在感はグローバルで高まりを見せることでしょう。

しかしながら、グローバル市場で戦うことの多い半導体市場は、ゲームチェンジャーによって、ルールが大きく変えられることも少なくありません。

そのため、決算短信や補足説明資料をうまく活用して「変化」をとらえることが求められます。

その辺は注意しながら投資タイミングを見極めていきましょう。

【重要】本記事の要約

①プローブカード専業メーカー
②28年までに6.54%のCAGRが期待
③最新の決算は絶好調

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