2022年4月より不妊治療が保険適用されるようになります!
厚生労働省が発表した人口動態統計によれば、2020年の出生数は85万人を下回る84万832人となり、1899年以来過去最少の結果となっています。日本では少子高齢化が問題になると言われてきましたが、より真実味を帯びてきました。
政府は現状に対策を打つべくして、2022年4月より不妊治療を保険適用させると決定しました。本記事では、不妊治療の概要と関連銘柄について書かせていただきます。
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不妊治療の市場規模は非常に大きい
まずは不妊治療の市場規模など概要から見ていきましょう。
不妊治療の市場規模は約3兆円?

不妊治療の市場規模は2019年時点で約2兆3000億円でしたが、2020年から2027年にかけては15%のCAGRで成長し、2027年には約3兆円になると予測されています。
不妊治療とは、不妊者の方が妊娠を成立させるために行う治療のことで、2021年時点では妊娠・出産を望むカップルの6組に1組は不妊治療を利用しています。
よく勘違いされるのですが、不妊者 = 女性に原因がある訳ではありません。不妊の原因は男性・女性でそれぞれ3割ずつと言われています。
不妊治療の方法について
不妊治療では、原因検査を行った後、以下の治療を行なわれています。
①男性側に原因がある場合
- 人工授精
- 体外受精
- 顕微授精 などなど…
②女性側に原因がある場合
- 卵巣刺激ホルモンの注射
- 体外受精
- 顕微授精 などなど…
これまでの不妊治療は保険適用外であった為、治療費が高額になるケースが多いことが当事者の経済事情を圧迫することにつながっていました。
今回、不妊治療の保険適用が決定したことでより多くの人が治療を受けやすくなります。結果は中長期的な視点で見ていく必要がありますが、出生数に少しでも歯止めを効かせるきっかけになったら良いなと考えています。
- 不妊治療は6組に1組が利用実績あり
- 不妊の原因はそれぞれ3割ずつ

不妊治療の関連銘柄一覧
これまで金銭的・心理的ハードルが高かった不妊治療も、これからは保険適用によって利用しやすくなります。市場規模も上向きであることから、皆さんも目にする機会が増えてくるでしょう。
本章では不妊治療の関連銘柄をまとめました。
不妊治療の関連銘柄一覧
証券コード | 企業名 | 一言コメント |
2281 | プリマハム | 男性側不妊治療 関連銘柄 |
3199 | 綿半HD | 不妊治療薬の原薬製造 |
4014 | カラダノート | 子育て・少子化支援 |
4552 | JCRファーマ | 不妊治療剤の開発 |
4554 | 富士製薬工業 | 不妊症治療剤の製造 |
4571 | ナノキャリア | 再生医療を不妊治療応用 |
4880 | セルソース | 不妊治療むけ加工、実験 |
4886 | あすか製薬HD | 不妊治療薬の製造 |
6071 | IBJ | 結婚相談・妊活相談 |
7780 | メニコン | サプリ・アプリ提供 |
8091 | ニチモウ | サプリ開発・販売 |
9438 | エムティーアイ | 不妊診療(オンライン) |
こうしてみると食品業界や製薬業界など、幅広い業界が不妊治療の関連銘柄になっていますね。他記事にて、女性を支援するフェムテック関連銘柄についても解説していますので、よろしければご覧ください。



おすすめの関連銘柄3選
綿半ホールディングス【3199】
綿半ホールディングス(3199)は不妊治療薬の原薬製造として注目したい企業です。
不妊治療に使われるホルモン原料において、同社が提供している自然由来のホルモン原薬は約7、8割を占めています。
第1四半期決算は上期進捗率に対して31.8%と例年を下回っています。その為、10月28日(木)の決算で巻き返しできるのか要注目です。参考までに…第1四半期時点での上期進捗率は5年平均で50.1%になります。
(出典:Trading View 株価チャート)
あすか製薬ホールディングス【4886】
あすか製薬ホールディングス(4886)は2021年4月1日にテクニカル上場した企業です。上場したばかりなので新興企業?と思われがちですが、そうではありません。
テクニカル上場とは…既存上場企業が株式移転や株式交換による完全子会社となる場合や、上場企業が非上場企業に吸収合併されて解散する場合に、上場企業の法人格が変更・消滅しても事業の実態が存続すると認められる場合に、存続会社または親会社の株式について、簡易な手続きにより上場を認める制度。
(引用元:Wikipedia テクニカル上場より)
あすか製薬ホールディングスは不妊治療の本命銘柄となる可能性を秘めているかも知れません。
同社は婦人領域に強い後発薬製造メーカーで、不妊治療のホルモン剤を手掛けています。最近はジェネリック薬など一般的に馴染みのある言葉になってきたようにも思いますので、不妊治療においても後発薬製造は利用者・事業者共にメリットがあると思われます。


カラダノート【4014】
カラダノート(4014)は妊娠・子育て支援に関するメディア運営を行なっており、スピード感のある事業立ち上げが魅力的な2020年IPO企業です。
妊娠関連の事業では写真管理や体重記録などが展開されています。しかしながら、少子高齢化が深刻な日本をターゲットとしていては、市場規模が先細りする可能性が高いと言えるでしょう。
記事執筆時点では6期連続の最高益更新中なので、業績は堅調に成長を継続できているものと考えられます。今後はグローバル展開も視野に入ってくるのか、注視していきましょう。


投資は自己責任でお願いします。
総括
いかがでしたでしょうか。
本日は2022年4月より保険適用となった「不妊治療」に焦点を絞って、関連する国策銘柄などについて書かせていただきました。
子供の出生数は減り続ける一方ですが、政府の政策などによって中長期的な視点で経済政策は続けられていくように思います。特に後発薬の製造メーカーなど利用者にメリットの大きい事業を展開している企業は成長余地があるかとおもいますので、今後も投資を通じて応援していけたらと思います。



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参考文献
日本生命 不妊治療とは:https://www.nissay.co.jp/kaisha/kenkosupport/column/130/