ロシア・ウクライナ戦争が発生したことで世界に緊張感が増しています。最近では、小麦や大豆の先物価格が急騰するなど株式市場は混乱の渦に巻き込まれています。
その一方で中国リスクが高まっていることを忘れてはいけません。現在、事実確認が行われている段階ではありますが、中国はロシア側に加担するという報道があります。もし、ロシアに加担する場合は再び経済制裁を与えられる可能性があり、経済成長シナリオが大崩れするかも知れません。
本記事では中国依存度が高い企業について書かせていただきます。少しでもあなたの投資の参考になれば幸いです。

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ロシアへの経済制裁について
まずはロシアが受けている経済制裁の内容などを確認していきましょう。
世界中からの金融制裁

はじめにロシアは前例がないほどの金融制裁を受けています。
具体的には国際金融通信協会(SWIFT)からロシアの銀行は締め出されるなど、貿易取引に大きな損害を与える可能性が高いと言われています。SWIFTが運営する国際決済ネットワーク「SWIFTNet」は、金融機関間の送受金を指示するメッセージを伝送するための取引網となっています。
この制裁を後追いする形で世界的に有名な決済会社のVISA、MasterCard、American Express、Apple、Googleはサービス制限を次々に発表しており、実質的に国全体の資産凍結に繋がるかも知れないでしょう。
グローバル企業の撤退が止まらない?

2つ目はグローバル企業のロシア撤退が止まらない点でしょう。
先ほどもご紹介しましたが、グローバル企業であるマクドナルドやスターバックス、日本からもトヨタがロシア市場から撤退することを表明しています。他にもナイキやイケアなどのグローバル企業が日々、撤退表明しているため、物資のインフレは止まらないようになると思われます。
まずは終戦・停戦することが第一ですから続報を待ちましょう。

中国が抱える問題とは?


時を同じくして中国企業の株価も大きく下落しています。その理由は隣国、台湾を支配下に収めるという構想に基づく連想売りです。中国にとって台湾統一は「偉大な中華民族の復興」を達成するための重要なピースとなっており、国家目標に位置付けられています。
しかし、ロシアの経済政策を受けて、最近は台湾統一を再考しているようです。当面は「様子見」が続くと見られますが、台湾侵攻が開始された際には隣国の日本も大きな影響を受ける可能性があるため、中国依存度が高い企業は事前にチェックしておく必要がありそうです。
この問題は株式市場全体に影響する可能性があるので気をつけたいですね。



中国依存度が高い企業ランキング
続いては中国への依存度が高い上場企業を紹介します。
TDK【6762】


会社名 | TDK株式会社(証券コード:6762) |
事業内容 | 総合電子部品メーカー |
所在位置 | 東京都中央区日本橋2-5-1 |
設立日 | 1935年12月 |
資本金 | 326億円 |
代表取締役 | 石黒 成直 |
TDK株式会社は総合電子部品メーカーとして、グローバルで活躍されています。具体的にはセラミックコンデンサーにような受動部品からスマホ向け電池の提供など事業領域は多岐にわたります。
また、TDKは日本国内でもトップクラスの中国売上比率の高さを誇ります。2020年度の売上高実績においては中国比率が総売上高の53%に相当しています。
そのため、中国リスクが高まった際には大きく影響を受ける可能性があり、株価が下落する可能性が高いと言えそうです。
- 2020年度の売上高:1兆3,818億円
- 中国での売上高:7,324億円
- 中国売上比率:53.0%
村田製作所【6981】


会社名 | 株式会社村田製作所(証券コード:6981) |
事業内容 | 総合電子部品メーカー |
所在位置 | 京都府長岡京市東神足1-10-1 |
設立日 | 1950年12月 |
資本金 | 326億円 |
代表取締役 | 中島 規巨 |
株式会社村田製作所は積層セラミックコンデンサやWiFiモジュールなどを製造する大手部品メーカーです。先ほど紹介したTDK株式会社と同じく、グローバルで活躍されているため、売上高のおよそ50%は中国向けの売上が占めています。
TDKと比較しておよそ5倍の時価総額がありますので、中国リスクにはより敏感な反応を見せるかも知れません。実際、過去2015年に中国株が大暴落した際には、村田製作所も関連企業として株価を大きく下げています。
日本ペイントホールディングス【4612】


会社名 | 日本ペイントホールディングス株式会社(証券コード:4612) |
事業内容 | 総合塗料メーカー |
所在位置 | 東京都中央区京橋1-7-2 ミュージアムタワー京橋 |
設立日 | 1881年3月 |
資本金 | 6714億円 |
代表取締役 | 若月 雄一郎/ウィー・シューキム |
日本ペイントホールディングス株式会社は1881年創業の老舗企業です。総合塗料メーカーとして日本・アジア・豪州などの地域で事業シェアNo.1という輝かしい実績のあるグローバル企業です。
塗料系の企業はあまり知らないよ…というかたもいらっしゃるかと思いますが、同社は海外売上比率が非常に高いことでも有名です。2021年の実績においては、総売上高のおよそ70%を海外から稼いでおり、中国市場だけで総売上高の38%と非常に大きな割合を占めています。
同社も過去、中国リスクが高まった際には株が大きく売られた背景もありますので、日本ペイントホールディングスに投資をお考えの方は世界情勢を注意深く見ることができる方にお勧めしたいと思います。
その他の関連銘柄









総括
いかがでしたでしょうか。
本記事では中国リスク(チャイナリスク)が高まった際に大きく影響を受けるであろう主要3銘柄を紹介させていただきました。少しでもあなたの投資にお役立てていただければ幸いです。
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